約13億5700萬人(総人口)の中國人が楽しみにしている7日間の春節休暇が、1月28日からスタートする。米CNNによると、春節期間中に中國人が飲食やショッピングに費やすお金は1000億ドルを上回り、列車のチケットはネット販売で1秒間に1000枚のスピードで売れていくとしている。
多くの中國人は帰省する。1月13日から2月21日までの期間にいろいろな交通手段で帰省し新年をふるさとで過ごす。列車で帰る人は3億5600萬人、飛行機を利用する人は5800萬人、船で帰る人は4200萬人と見込まれている。
春節は世界最大規模の人口移動活動である。中國交通部によると、今年の春運人口流動量は16年に比べて2.2%増加するとしている。中國政府は1000萬人を超える人が長距離旅行をするのに対応し、北京駅や北京空港での安全保障業務を強化し、交通の混亂が起こらないようしている。
帰省ラッシュによる交通圧力を緩和するために中國は高速鉄道の建設を加速。現在の全國の高速鉄道の総延長距離は2萬キロに達している。この距離は世界一である。
CNNは「中國の春運現象は運輸上の奇跡─バスや列車の切符売り場で速やかに切符を販売するというような─だけでなく、中國の近代化も表している。列車の中で學生の數を大変多く見かけるが、これは中國の教育改革の狀況を物語っている。中國はこの10年間に大學の數を大幅に増やした。流行のファッションに身を包んだ若い女性が帰省を急いでいる姿は中國の労働力の移転狀況を表している。大量の農村人口が沿海部の都市でサービス業などの新しい仕事に着いている」と分析。ただ中國で中産階級が急速に増加する中、國內の混亂を避け、海外旅行を選択する人もいると指摘する。
(チャイナネット)
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