新華網東京1月23日(新華社記者/藍建中)近頃、アパグループ株式會社(APAグループ)が、南京大虐殺に関する元谷外志雄代表の著書をホテルの客室に置いていたことが明らかになってから、中國や韓國、その他周辺國のネットユーザーから強い怒りの聲が上がっている。中國人記者がこのホテルに対して実地調查をし、報道を行ったところ、右翼から絶え間なく電話による嫌がらせがあり、さらに悪質なことに、記者の駐在地にはFAXが送り付けられ、記者が名指しで非難、侮辱され、通常の業務が妨害された。
客室に置かれている第二次世界大戦の日本の暴力的な歴史を否定する書籍について、右翼は口點にこれは「言論の自由」だと言い張っている。記者の調查と報道が明らかになった後、右翼政治家や右翼団體のトップがネットやソーシャルメディアを賑わせ、外國から反対されたからといって書籍を撤去できない、そうすれば日本の「言論の自由」が脅かされてしまうと述べている。
「言論の自由」とはよく言ったものである!
周知のように、世界のどの國でも「言論の自由」とは言っても、最低ラインやレッドラインがないわけではなく、人の良識は堅持されるべきである。當時、日本は軍國主義により中國の土地を欲しいままに踏みにじり、殺害や奪略など悪事の限りを盡くしたが、元谷外志雄代表によると、日本はむしろ被害者であり、受動的に対応したに過ぎない。當時の「慰安婦」については、「普通の娼婦」に過ぎないと攻撃し、日本軍が入念に計畫した真珠灣事件に至っては、アメリカが経済困難から脫卻するため、日本による攻撃を誘発したルーズベルトの陰謀だったと書かれている。
日本軍による南京大虐殺には動かぬ証拠があり、當時殘された積み重なった人骨や映像、文書資料は明白で、未だに生存している目撃者もいるが、右翼勢力はこれらに対して見ないふりをして、それどころかいかなる証拠や文書資料もないと言っている。

南京大虐殺に関するオリジナル檔案
冷戦終了後、日本の社會は日に日に右寄りになり、保守化している。日本國內でも日本軍の第二次世界大戦中の暴力的行為に対して正義感を示す者は、右翼からの攻撃に遭っている。日本の漫畫家、本宮ひろ志が、歴史的連載漫畫で南京大虐殺における日本軍の殘虐な行為を描寫したところ、右翼の抗議と攻撃に遭い、製作を一次中止せざるをえなくなった。日本初の慰安婦資料館、「女たちの戦爭と平和資料館」は2005年の開館後、右翼勢力から長期にわたり電話によるあざけりと脅迫を受けた。植村隆・『朝日新聞』元記者は、「慰安婦」問題について報道したため、右翼からの挾撃に頻繁に遭った……。
正しい言論が抑圧され、日本の軍國主義の暴力を美化する言論を粉飾することがはやっているが、これが右翼の公言する「言論の自由」なのか?
侵略の歴史を美化し、真相を報じる中國人記者に嫌がらせをし、暴力的行為の真相を勇気を持って直視する正義ある日本人を抑圧する……日本の右翼勢力にとっての「言論の自由」とは、日本の侵略の歴史を賛美する自由に過ぎず、日本の右翼が歪曲した歴史観や間違った行為を暴露して批判するのは、彼らのいわゆる「言論の自由」に幹渉することになるのだ。日本國內の正義ある人が望んでいる日本軍の暴力的行為の真相を明らかにすることも、彼らにとっては「言論の自由」に幹渉していることになるのだ。
これは何と橫暴でねじ曲げられた「言論の自由」なのだろう!
(新華社より)
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