【新華社北京7月17日】オーストラリアの化粧品大手EAORONの中國市場責任者はこのほどの取材に対し、中國ニューエコノミーの活発化により、海外企業は中國消費者のニーズに沿った製品の開発や市場投入をより容易にでき、中國の消費高度化に一役買っていると語った。経済參考報が伝えた。
EAORON中國市場総裁のジョン・キュイ氏は、インターネット時代に入り、中國はニューエコノミーで最も活気に満ち溢れた國となっており、電子商取引(EC)プラットフォーム、ビッグデータ分析、インターネットマーケティングなどを通じて、海外企業はいっそう高い効率で製品開発や販路打開を実現できるようになったと指摘し、「618」(ネット通販大手の京東が始めた6月18日の大規模セールイベント)期間の同社の売上は約3倍増えたと紹介した。
また、同氏の分析によると、中國は近年、通信インフラ建設が完備されつつあり、モバイル端末がいっそう普及していることから、ニューエコノミーと新たなビジネスモデルの発展土&を固めているという。 「われわれの大多數の顧客はスマートフォンで製品デモをみて、ライブ中継の効果に注意を払い、オンライン購入代金を支払うなど、モバイルインターネット技術によって一連のビジネス活動を完結させている。この種の新しい消費方式の先進性と普及性から見れば、中國は世界一と言えるだろう」、同氏はこう述べた。
オーストラリア商業界は中國のニューエコノミーを高く評価し、豪州紙「オーストラリアン」に掲載された記事でも次のように伝えている。中國のデジタル経済は米國やオーストラリアなど多くの先進國を超え、デジタル・ウォレットやモバイル決済が幅広く応用され、中國消費者のモバイル決済利用件數は米國消費者の11倍となった。オーストラリアではモバイル端末の普及が加速しているものの、モバイル決済の利用は依然として少ない。
億邦動力研究院が作成した「越境ECイノベーション研究報告」によると、オーストラリアは中國越境ECの主な貿易パートナーであり、2017年の越境EC取引額は38%増、オーストラリアのマザーフード・ベビーフード、栄養補助食品、スキンケア用品などが特に中國で人気を呼んでいる。
2014年に設立されたEAORONは、中國ニューエコノミーの活発化により、傘下の水光注射、水光フェイスパック、美白パックなど、ECプラットフォームである「唯品會」での5日間の販促イベントで217萬元(1元=約17円)の売上を達成し、前年同期を150%上回った。
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