【新華社パリ7月17日】國連教育科學文化機関(ユネスコ)のオードレ・アズレ事務局長が16日から19日まで中國を公式訪問する。訪問を前にアズレ氏は中國メディアの取材に対し、中國は一貫して多國間主義を実踐し、さまざまな分野でユネスコに対し強力な支持を與えていると述べ、ユネスコにとって中國は重要な戦略協力パートナーであり、中國との協力が新たな段階に到達することを期待した。
アズレ氏は2017年11月の正式就任以來初めてとなる今回の中國訪問を非常に重視していると語り、ユネスコと中國の協力関係は緊密かつ戦略的であるとの見方を示した。また、中國が教育分野で成し遂げた進歩を稱賛すると共に、中國のユネスコへの貢獻を高く評価した。
アズレ氏はユネスコと中國の協力は非常に多いと述べ、女児への教育促進やアフリカ地域での職業訓練などを例に取り、雙方が各分野における協力をさらに強め、パートナーシップを新たな段階へ引き上げるよう期待した。
中國の「一帯一路」構想については、インフラ建設や通商だけでなく、文化や教育分野での協力や交流も同構想の重要な要素であるとした。ユネスコは同構想に積極的に參加しており、沿線國家の自然文化遺産の保護や修復プロジェクトなどを実施していると述べた。
アズレ氏はさらに、中國は人工知能分野の先駆者で、ユネスコも同分野に注目していると強調した。中國訪問中に清華大學人工知能研究院を見學すると述べ「人工知能は教育システムに直接影響する可能性がある。ユネスコはプラットフォームの役割を果たし、このテクノロジーが人類共通の福祉となるよう促進する」と語った。
アズレ氏は、ユネスコは引き続き中國における教育、科學、文化分野の発展を促していくとの考えを示し、中國も引き続きユネスコと同じ道を歩み、教育や文化、テクノロジー協力の促進に関する重要な情報を世界に伝えていくことを期待した。
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