【新華社北京6月22日】中國科學院(中科院)空間応用工程・技術センターの研究者はこのほど、スイスでヨーロッパの無重力専用機を利用した微小重力環境下でのセラミック材料の光造形法技術試験と金屬材料の鋳造技術試験に成功し、中國の宇宙ステーションや深宇宙探查などの任務における「宇宙製造」の実現のための技術の道を切り開いたと発表した。
今回の試験では、微小重力飛行を28回、月重力飛行を2回、火星重力飛行を2回実施し、搭載した2組の裝置を使い、計畫したセラミック材料と金屬材料による製造任務を実施し、セラミックサンプル10點と金屬サンプル8點を作製した。
中科院宇宙製造技術重點実験室は、先進の宇宙製造技術を研究テーマとする世界初の実験室で、2016年に中國初の「宇宙3Dプリント」技術実験を先んじて行い、2年以上にわたる研究と準備を経て、今回の任務に使用するナノレベルの固體セラミックペースト材料や3Dプリントセラミック耐熱金型、試験裝置2組を獨自に研究開発し、中國の宇宙における多様な材料による高精度製造の実現に必要な技術的基礎を築いた。
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