【新華社&&3月20日】中國台灣地區の大手人材バンク「1111人力銀行」が19日発表した調查結果によると、台灣の6割の會社員が同地を離れてキャリアアップしたいと考えており、うち大陸(香港・マカオを含む)が最も人気のある就労先であることが分かった。大陸による対台灣優遇措置で、大陸での就労意欲が高まっている。
同社が先日実施したこの調查では「もともと大陸で働きたいと考えていた」との回答が44・7%に達した。また、大陸が31項目の台灣優遇措置を出したことについて、31・3%が「メリットが増したので大陸で働く願望が強まった、あるいは大陸で働きたくなった」と答えた。
調查報告は、台灣の會社員が大陸でのキャリアアップを望む主な理由を①言葉の壁が低い②距離も文化も近い③大陸が徐點に世界の中心となりつつある④大陸の企業や個人と同じ待遇を受けられる─と分析している。
同社公共事務部・キャリア発展センターの李大華総経理は、大陸は台灣市場と連動性が高く、業務のやり取りが緊密で、言語や文化も近いことから、実行可能性があることを前提として、他の地での発展を目指す台灣の會社員にとって第1の選択肢だと指摘した。
調查によれば、台灣以外の地での就職意欲があると考えている人が60・9%、かつて台灣以外の地で働き、台灣に戻ってきたという人が21・1%、現在台灣以外の地で働いていると回答した人が7・5%だった。
また、調查に回答した會社員のうち、台灣以外の地で働いている人の年収を台灣から出る直前の年収と比較すると、72・4%が台灣の時よりも高かった。クロス集計分析では、現在台灣以外の地で働いている回答者の平均年収は112萬台灣ドル(1台灣ドル=約3・6円)で、台灣以外の地での就職意欲がある回答者の平均年収は62萬台灣ドルとの結果が出ている。
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