
四川省臥竜國家級自然保護區で撮影されたヒョウの映像のスクリーンショット。
【新華社成都7月25日】中國四川省の臥竜國家級自然保護區管理局は25日、保護區內で初めてヒョウの映像撮影に成功したと発表した。同省のジャイアントパンダ生息地域でヒョウの撮影に成功したのは、この30年ほどで初めて。
臥竜國家級自然保護區で発見された頂點捕食者は、ユキヒョウ、ドール、オオカミに続き、ヒョウが4種類目で、同保護區は世界で唯一、2種類の大型ネコ科動物が暮らすジャイアントパンダ生息地となった。今回ヒョウを捉えた赤外線カメラは昨年10月、臥竜梯子溝の海抜4080メートル地點にある木香坡地區に設置した。
北京大學生命科學學院の李晟研究員は、ヒョウとユキヒョウという2種類の大型ネコ科動物が同じエリアに共存するには、十分な生息地域の広さと獲物の量が必要だと述べ、ヒョウの撮影成功は、保護區の長期にわたる管理が、整備された健全なエコシステムを効果的に保護し、保護區內の絶滅が危懼される全ての野生動植物に対し自由に生活できる空間を提供してきたことを意味するとの見解を示した。
臥竜國家級自然保護區管理局黨委員會の段兆剛書記は、同保護區が今後、大型肉食動物を守る取り組みを強化し、長期にわたるモニタリングや詳細な研究を続け、個體群の生存狀況や生息分佈を解明していくと説明。ピンポイントの保護戦略や管理計畫を定め、ジャイアントパンダ國家公園の建設過程における大型肉食動物の保護や管理にとって有益な模索を続け、経験を蓄積していくと述べた。(記者/餘里)
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