【新華社北京4月16日】フランス文化省はこのほど、中國の作家・劉震雲氏に「フランス共和國蕓術文化勲章シュヴァリエ」を授與した。同氏の作品がフランス語世界に與えた影響と中國・フランスの文化交流推進への貢獻を表彰するもの。
13日の夜、北京のフランス文化センターで開催された「劉震雲文學の夜・勲章授與式」で、ジャンモーリス・リペール駐中國フランス大使はフランス文化省を代表し、劉震雲氏に対し勲章と証書を授與した。
リペール大使は、劉氏に「シュヴァリエ」勲章を授與したのは彼の文學の成果をたたえるだけでなく、中仏両國の文化交流を推進するための長きにわたる努力に感謝するためだと語った。また、両國の文化分野での交流や協力は従來の友情の上に築かれており、互いの歴史や文化に対する尊重が表れていると指摘した。
劉氏はあいさつの中で、作品のフランス語翻訳者に対し、作品や作品に登場する小林、厳守一、李雪蓮といった人物をフランス語世界に屆け、外國の読者がこうした人物を通じて中國社會を理解できるよう助けてくれたことに感謝すると述べた。
劉氏の作品は主に凡庸な人物の運命に焦點を當てており、文體はシンプルでユーモアがある。作品は20以上の言語に翻訳されており、そのうち『一地鶏毛』『手機(ケータイ)』『我不是潘金蓮(わたしは潘金蓮じゃない)』など多くの作品がフランス語に翻訳され、フランスの読者にも愛読されている。
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