【新華社北京3月8日】河川や海洋、山點の下を通るトンネルなどの「スーパー工事」をするには、円筒狀の「開拓の巨人」であるシールドマシンが欠かせない。
中國人民政治協商會議(政協)委員で中國工程院院士であり、浙江大學教授でもある楊華勇氏は全國「両會」(中國の全國人民代表大會と中國人民政治協商會議)で、「中國製シールドマシンは次のステップとして、直徑18メートルという世界記録に挑戦する。シールドマシンの高さは6階建てのビルに相當する。私たちは10數年の努力により、この分野で以前の他國への『追隨』から現在の『並走』へと変わり、將來的には、先頭に立ってリードすることを目指している」と述べた。
楊華勇氏によると、中國は目下、直徑15メートル以下のシールドマシンの獨自設計や量産は達成しており、トンネル建設で輸入機械しか採用できないという局面を打破し、鄭州や長沙、上海、常熟などのシールドマシン産業化拠點を形成している。國産シールドマシンは掘削速度や性能に優れ、國內の新規市場シェアの80%以上を佔めている。「一帯一路」構想が打ち出されて以來、國産シールドマシンはすでにイスラエルやシンガポール、タイなど10數カ國で採用されている。
同氏は「國産シールドマシンが國家建設に貢獻することに、研究者たちはまさに『いい時期に生まれ』、國の大発展の流れに乗っていると感じている」と述べた。
研究者らは當面のところ、スマート化掘削裝備を開発中であり、今後は設計や生産、運行、維持、保守などを全面的にスマート化していく。 同氏はまた、「中國で、地下空間開発は今後、ますます大規模化し、地下鉄や都市行政網のほか、超大規模の地下総合施設建設による『地下都市』形成も可能だ。私たちは科學技術への投資を増やし、中國の國情や地理的條件にふさわしい、機能がよりパワフルな掘削裝備を設計、製造し、より多くの『スーパー工事』に當てるよう期待している」と述べた。
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