新華網北京1月10日(新華社記者/陳芳、余暁潔、胡喆) 9日、會場が熱気に包まれる中、習近平総書記は2016年度國家最高科學技術賞を受賞した趙忠賢院士及び屠呦呦研究員に奨勵証書を授與した。1999年から國家科學技術奨勵制度に大幅な改革が実施されて以降、27人の傑出した科學者が中國科學技術界の最高栄譽とされる國家最高科學技術賞を手にした。
「高峰」はどれほど高いのか、「追隨」、「並走」、「リード」を次點と達成
第4世代移動通信システムのコア技術及びアプリケーション(4G)が2016年度國家科學技術進歩賞特等賞を受賞した。4G移動通信技術は世界的に技術と産業競爭の制高點であり、2008年に導入されて以降、中國は「次世代ブロードバンド無線移動通信ネットワーク」において、「2Gの追隨」、「3Gの突破」から「4Gでの並走」といった飛躍を遂げ、世界の2大主流4G通信規格の一つを提供している。
4Gモバイル通信から北斗衛星測位システムまで、コア技術で束縛された狀態から、科學的「高峰」で一席を佔めるまで、この17年間に國家科學技術賞は國內科學技術分野における最高の輝かしい殿堂として、世界一流と肩を並べ、さらには記録更新を実現するなどの「高峰」を築き上げてきた。一部の重大科學技術成果は千億元級の産業に成長し、世界の産業構造を大きく変化させた。
「オリジナル」の難しさ、十年鳴かず、一たび鳴けば世の人を驚かせる
清流の水が澄んでいるのは源から湧水が流れているから。基礎研究はまさに科學技術強國を支える「イノベーションの源」と言える。
厳しい環境にある大亜灣原子力発電所の原子爐にしても、40年にわたり研鑽を積んできた高溫超伝導の研究にしても、現在の北京電子陽電子衝突型加速器(BEPC)の國際先端水準にしても、多くの自然科學分野の基礎研究で壁を突破し、中國の科學技術イノベーションに持続的な「原動力」を提供してきた。
半分の空を支える女性の快挙:女性科學者が國家最高科學技術賞を初受賞
抗マラリア薬のアルテミシニン(中國語で青蒿素)は、數百萬人を救った。米國のアルバート・ラスカー醫學研究賞からノーベル醫學生理學賞の受賞まで、屠呦呦氏の名前は今度は中國科學界の最高栄譽と繋いで注目を集めた。
女性の受賞者は毎年もいるが、今年の女性受賞者はとりわけ際立っていた。15項目のプロジェクトが女性に指導され、初の女性科學者が指揮をとった科學技術進歩賞特等賞、3項目の科學技術進歩賞一等賞などを女性が受賞しており、多くの受賞プロジェクトチームでは女性メンバーが半數を佔めた……彼女たちの研究成果は、男性にも引けを取らないものと稱されている。
「地に足が着いている」がどれほど深いか:黒い土地に根を下ろし、無人區を耕作する
青海チベット高原での生態係の回復から新疆ウイグル自治區エリアでの綿花の生産まで、淋しく靜まり返った奧深い場所で、また綿花栽培を行う畑の中で、科學研究者は「堅守」とイノベーションにより、人民に屬する土地での科學技術イノベーションの成果を作り上げた。
中國科學院の北西高原生物研究所の趙新全教授は、長年にわたり高標高地域での研究を堅持し、青海チベット高原三江地域における生態係の安全と保護のために卓越した貢獻を行ってきた。趙教授の主宰する三江源地域の生態係回復プロジェクトは、このたび國家科學技術進歩賞二等賞を受賞した。
「民衆の革新」がどれほど盛んか:「國家チーム」「國內外の科學者の連合軍」が大いに協力
多くの人が集まるとよい知恵が生まれる。中國は高等教育を受けたか専門技能を持つ人材1億7000萬人余りを擁する。科學技術の進歩の道を経て、民衆による革新やクラウドソーシングは「目新しいこと」ではなくなった。科學者チーム間の協力だけでなく、國と國の間の科學協力が近年中國でもしだいに顕著になっている。
今年の中華人民共和國國際科學技術協力賞を受賞した外國人科學者や國際組織が、中國の関連分野での研究における急速な発展を促進した。量的変化から質的変化まで、隨行からリードまで。グローバルイノベーションという競技の場において、中國は重大でオリジナリティーある科學成果を現した。華東理工大學の教授で長江學者(中國政府に選ばれた45歳以下のトップクラスの科學者)の王輔臣氏は、「人材は中國の発展において用いても使い切れないほどの最大の富鉱であり、きまった形にこだわらず、各方面の人材革新に上手く用いて、多くの人の知恵を集めてこそ、世界を変え、未來を変えることができるとの見方を示している。
(新華社より)
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