新華網北京9月13日（記者/孫辰茜）中國外交部の華春瑩報道官は12日の定例記者會見で、朝鮮の問題の実質は朝鮮と米國の矛盾であり、米國側はしかるべき責任を負わなければならない、と述べた。
同日の定例記者會見で、ある記者は次のように質問した。報道によると、米國のカーター國防長官は9日、朝鮮が新しいラウンドの核実験の実施に言及した際、「これは中國の責任だ。中國はこの事態の進展に対して重い責任を負っており、また、事態を逆転する責任も負っている。」と表明した。それと同時に、私たちは朝鮮外務省報道官が１１日に談話を発表した際、「米國こそが朝鮮を核弾頭開発に駆り立てた張本人だ。朝鮮に圧力をかけ続けるアメリカの核の脅威が、朝鮮をここまで進ませた原動力だ。」と表明したことにも留意した。華報道官はこれに対してどうコメントするのか。
華春瑩報道官は「カーター先生はご謙遜にすぎる」と述べ、また、朝鮮の核問題の由來と問題點は中國側におらず、米國側にあり、朝鮮の核問題の実質は朝鮮と米國の矛盾だ、と述べた。
「米國側は朝鮮半島の核問題の経緯を全面的に振り返り、切実で効果ある解決方法を真剣に考えるほうがいいだろう。面倒は引き起こした當人が解決するよりほかない。米國側はしかるべき責任を負わなければならない。」と華春瑩報道官は語った。
華春瑩報道官は次のように述べた。中國側は國連安保理常任理事國として、また朝鮮半島の近隣國として、朝鮮半島の平和と安定を守り、國際の核不拡散システムの権威性と有効性を守るという大局を見據えて、半島の核問題の適切な解決のためにたゆまぬ努力を払ってきた。
華春瑩報道官はまた次のように語った。「みんなが見たことのように、強い圧力ばかりをかけ、それに反発されるようなことが続けば、朝鮮半島の核問題という結び目が締められれば締められるほど固くなる一方で、ひいては一つの『解けない結び目』になる可能性もある。」根本的に核問題を含める朝鮮半島の関連問題を解決するために、関連の各當事者は各自の責任を持って各自のしかるべきことをせねらばらない。中國側は、根本から朝鮮の核問題を解決するためには、最終的に必ず対話を通じて半島の各當事者の安全への懸念を均衡的に解決し、半島の長期的な安定の施策を求めなくてはいけないとの見解を堅持している。（翻訳/謝艶）
（新華社より）
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