新華網北京9月13日(新華社記者/鄭啓航 高攀)元世界銀行のエコノミストで、米國のシンクタンク、ピーターソン國際経済研究所の客員研究員であるサイモン・ジャンコフ(Simeon Djankov)氏は先日新華社記者の獨佔インタニューに応じた際、中國が提起した「一帶一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の提案はグローバル経済ガバナンスのレベルを向上させ、3年間の発展を経て、現在すでに沿線諸國の広範な支持を獲得しているとの見方を示した。
ジャンコフ氏は2009年から2013年までブルガリアの副首相兼財務相を務めていた。 ジャンコフ氏は、中國が「一帶一路」の提唱を提起したばかりの時、一部の國はそれに対する態度を保留していた。しかし、數年の発展を経て、多くの國點がこの提唱の具體的なプロジェクトの中から利益を得たため、この態度に「著しい変化」が生じ、この提唱がますます支持されるようになったと語った。
「現在、歐州連合(EU)とロシアはいずれも、中國の提起した『一帶一路』の提唱が、歐州とアジアの経済発展を確実に推進させたとみなしています」とジャンコフ氏は語った。
ジャンコフ氏は次のような見方を示した。これまでの3年間、多くの「一帶一路」プロジェクトが彼に深い印象を殘した。例えば、中國と歐州を結び、中央アジアとロシアをまたがる鉄道プロジェクト、中央アジア諸國とロシアなどの國を結ぶ原油や天然ガスパイプラインのプロジェクトなどだ。これらプロジェクトはアジア諸國、特に中央アジア國家と世界経済を「融合させた」。
もう一方で、ジャンコフ氏は、現在「一帶一路」プロジェクトに融資サービスを提供する金融機関は比較的多いが、一部の國がプロジェクトを具體的に運営する際、どこの金融機関と提攜すべきかよく分からないという狀況を作り出しているとみなしている。ジャンコフ氏は、今後シルクロード基金とアジアインフラ投資銀行(AIIB)が支援の重點を徐點に「一帶一路」プロジェクトに置くことができ、同時にこの2つの機構を筆頭に「一帶一路」プロジェクトの融資に參與する金融機関を連攜させることで、「一帶一路」プロジェクトのためにより良いサービスをしていくことを提案している。
(新華社より)
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