:
韓日関係の発展に立ちはだかる様點な障害
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-11-08 13:37:25 | チャイナネット | 編集: 吳寒冰

 中國・日本・韓國の第6回首脳會議がこのほど、韓國の首都ソウルで終了した。3カ國首脳は同期間、二國間・多國間の會議を開催し、中日韓協力に対する回顧と展望を行い、地域・國際問題についての見方を交換した。

 韓國メディアなどは、日本と韓國の間には歴史などの問題で巨大な意見の差が存在するため、韓日関係がこの會議で急速に強まることはないだろうと報道している。

 韓國紙「中央日報」は、3年半ぶりに開かれた韓日首脳會談では両國の立場の違いが再び確認され、成功半ばで終わることとなったとしている。

 同紙は、日韓関係が全面的に強まるのが難しい理由を次のように分析している。今回の會談は、樸槿恵大統領と日本の安倍晉三首相との間の初の正式な首脳會談だが、両國は過去の歴史問題、とりわけ慰安婦問題で大きな意見の差を抱えており、突破口をなかなか見つけられずにいる。首脳會談後に本來あるべき共同聲明と共同記者會見がなかったどころか、晝食や夕食の活動も省かれた。

 樸槿恵大統領は會談が始まったばかりの段階で安倍首相に対し、「今日のサミットが歴史の痛みを和らげるものとなることを望む」と語り、「慰安婦」問題が韓日関係を深めるにあたっての「最大の障害」となっており、雙方は「我が國の民衆が受け入れられる解決法を早期に見つけなければならない」との認識を示した。

 「慰安婦」問題に関して安倍首相は、「未來世代に障害を殘すことはあってはならない」と述べた。安倍首相はこれについてさらなる解釈は行わなかったが、約1時間40分の會談で、安倍首相は、日本が第2次大戦中にアジアの諸國と人民に対して犯した罪について謝罪はしなかった。

 安倍首相はこれまで、日韓首脳の単獨會談を度點提議してきたが、いずれも拒否されてきた。樸槿恵大統領は2013年2月の就任以來、「慰安婦」問題について日本に対する強硬な態度を続けてきた。これまでの多國間會議では、樸槿恵大統領は安倍首相と會って握手をしても笑顔を見せることはなかった。今回の安倍首相の訪韓で、雙方は握手の際にやっと笑顔を見せた。

 近年、「慰安婦」問題は日韓関係がなかなか越えることのできない障害となってきた。2007年時點で韓國には約120人の「慰安婦」がいたが、今は50人足らずしか殘っておらず、平均年齢は約90歳に達している。

 歴史學者の統計によると、第2次大戦中、日本は朝鮮半島で約20萬人の女性を強制徴用して日本軍の「慰安婦」とした。韓國は日本に対して「慰安婦」被害者への謝罪と賠償を求めてきたが、日本は、1965年の両國関係正常化の「韓日請求権協定」においてこの問題は解決しているとの立場を崩していない。

 こうした様點な狀況は、韓日両國間の経済には大きな相互補完性があり、大きな発展の見込みがあるものの、両國は政府レベルでも庶民レベルでも解きがたいわだかまりがあり、今後の交流も順風満帆とはいかないことを示している。

 

(チャイナネット)

 

関連記事:

村山富市氏と日本の著名な學者、本を共同出版し「安倍談話」を批判

韓日首脳會談 「半分成功した」 韓國メディア

安倍首相が氷を溶かすよう韓國を訪問 民間団體の抗議が沸き起こる

新華網日本語

韓日関係の発展に立ちはだかる様點な障害

新華網日本語 2015-11-08 13:37:25

 中國・日本・韓國の第6回首脳會議がこのほど、韓國の首都ソウルで終了した。3カ國首脳は同期間、二國間・多國間の會議を開催し、中日韓協力に対する回顧と展望を行い、地域・國際問題についての見方を交換した。

 韓國メディアなどは、日本と韓國の間には歴史などの問題で巨大な意見の差が存在するため、韓日関係がこの會議で急速に強まることはないだろうと報道している。

 韓國紙「中央日報」は、3年半ぶりに開かれた韓日首脳會談では両國の立場の違いが再び確認され、成功半ばで終わることとなったとしている。

 同紙は、日韓関係が全面的に強まるのが難しい理由を次のように分析している。今回の會談は、樸槿恵大統領と日本の安倍晉三首相との間の初の正式な首脳會談だが、両國は過去の歴史問題、とりわけ慰安婦問題で大きな意見の差を抱えており、突破口をなかなか見つけられずにいる。首脳會談後に本來あるべき共同聲明と共同記者會見がなかったどころか、晝食や夕食の活動も省かれた。

 樸槿恵大統領は會談が始まったばかりの段階で安倍首相に対し、「今日のサミットが歴史の痛みを和らげるものとなることを望む」と語り、「慰安婦」問題が韓日関係を深めるにあたっての「最大の障害」となっており、雙方は「我が國の民衆が受け入れられる解決法を早期に見つけなければならない」との認識を示した。

 「慰安婦」問題に関して安倍首相は、「未來世代に障害を殘すことはあってはならない」と述べた。安倍首相はこれについてさらなる解釈は行わなかったが、約1時間40分の會談で、安倍首相は、日本が第2次大戦中にアジアの諸國と人民に対して犯した罪について謝罪はしなかった。

 安倍首相はこれまで、日韓首脳の単獨會談を度點提議してきたが、いずれも拒否されてきた。樸槿恵大統領は2013年2月の就任以來、「慰安婦」問題について日本に対する強硬な態度を続けてきた。これまでの多國間會議では、樸槿恵大統領は安倍首相と會って握手をしても笑顔を見せることはなかった。今回の安倍首相の訪韓で、雙方は握手の際にやっと笑顔を見せた。

 近年、「慰安婦」問題は日韓関係がなかなか越えることのできない障害となってきた。2007年時點で韓國には約120人の「慰安婦」がいたが、今は50人足らずしか殘っておらず、平均年齢は約90歳に達している。

 歴史學者の統計によると、第2次大戦中、日本は朝鮮半島で約20萬人の女性を強制徴用して日本軍の「慰安婦」とした。韓國は日本に対して「慰安婦」被害者への謝罪と賠償を求めてきたが、日本は、1965年の両國関係正常化の「韓日請求権協定」においてこの問題は解決しているとの立場を崩していない。

 こうした様點な狀況は、韓日両國間の経済には大きな相互補完性があり、大きな発展の見込みがあるものの、両國は政府レベルでも庶民レベルでも解きがたいわだかまりがあり、今後の交流も順風満帆とはいかないことを示している。

 

(チャイナネット)

 

関連記事:

村山富市氏と日本の著名な學者、本を共同出版し「安倍談話」を批判

韓日首脳會談 「半分成功した」 韓國メディア

安倍首相が氷を溶かすよう韓國を訪問 民間団體の抗議が沸き起こる

010020030360000000000000011100551347946261