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中國人の「好み」が米國車の後部座席を変えた
jp.xinhuanet.com | 発表時間 15:15:14 | 新華網日本語 | 編集: 王珊寧

  2015年5月25日、中國人の「好み」が米國車のスタイリングに変化をもたらしている。中國・環球時報(電子版)が米メディアの報道として伝えた。

  シボレー「マリブ」の後部座席が広くなったことに気づいた人もいるだろう。

  米國で後部座席に座るのは一般に子どもだ。なぜ自動車メーカーは子どもが広いスペースを確保できるために多くの開発費をつぎ込んでいるのだろうか。答えは、中國では狀況が異なるためだ。中國では、子どもに加え、高齢者も後部座席に座る。「広い後部座席」は中國市場における有力なセールスポイントになる。高級車はなおさらだ。中國の大都市の経営者は運転手を雇い、自分は後部座席に座る。深刻な渋滯を避けるため、ゆったりくつろげる後席はさらに重要になる。

  中國人の「好み」による影響は、後部座席にとどまらない。派手なスタイリングで米國人消費者の心をつかんでいたキャデラックの新型が控えめになったのは、中國市場での受けがいま一つだったことに一因がある。アウディが中國でヒットしたのはその丸みを帯びたスタイリングのためだ。

  デザイナーには、米國と中國の両方の消費者の好みを考慮することが求められているのだ。自動車メーカーは中國人消費者のニーズと好みを無視することができない時代になっている。その影響はわずかではあるが、確実に米國車のスタイリングに変化を及ぼしている。

 

(新華網日本語)

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