【新華社ラサ6月4日】チベット電力はこのほど、青海省への送電に初めて成功したと発表した。區外への送電最大電力は10キロワット、1日の送電量は181キロワット時に上る。チベット電力による送電は、チベットのクリーンエネルギーが西北地域の電力供給の地域バランスと全國のエネルギー構造の改善と調整に參與し始めたことを表している。
チベットの年平均水資源量は4,482億立方メートルに上る。ウォーターエネルギー資源の理論上の埋蔵量は2億1千萬キロワットで全國の29%を佔め、開発可能量は1億4千萬キロワットで全國の約24.5%を佔め、いずれも全國で首位となっている。チベットはまた、中國の重要な戦略的資源貯蔵基地であり、西電東送の重要なエネルギー接続基地でもある。
夏に入り、チベットの日差しがさらに強くなり、且つ中部地域の降水量が大幅に増加し、これに伴い水力発電量と太陽光発電量が増加している。チベットの水力発電と太陽光発電を採用するにあたり、國網チベット電力は水力と太陽光以外の発電量を減少させるため、區外の電力消費市場を積極的に開発している。
國網チベット電力有限公司の責任者は次のように説明した。國網の支持とチベット自治區政府の協調のもとで、國網西北支部はチベットの水力発電を優先的に消費する電力網方式システムを確立した。2015年夏の増水期に、チベット・中國電力網で青海省に送電する最大電力量は30萬キロワット、年間送電量は約3億6千萬キロワットに達する見通しだ。
(新華網日本語)
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