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東アジアの安全情勢は危機狀態にあるのか
jp.xinhuanet.com | 発表時間 14:09:15 | 新華網日本語 | 編集: 王珊寧

  【新華社北京6月3日】このほど、閉幕した第14回アジア安全保障會議(シャングリラ対話)で、南中國海問題は一部の出席者とメディアから誇張して伝えられた。また、テロ対策協力、大國関係、災害対策、ネットワークセキュリティーの脅威などの議題についても討論が行われた。

  アナリストは歴史問題、領土問題などをめぐって一部の対立が見られるが、東アジアの安全情勢は全體的に安定しており、制禦不能とはほど遠い。當該地域に屬さない他國が故意に挑発しなければ、これらの紛爭はこれほど激化しては不可能だ。今回のシャングリラ対話で、中國は対話を通じて意見の相違を解決する誠意を再び示し、國際世論から幅広く評価を得ている。

 

   東アジア情勢は全體的に安定

 

  シャングリラ対話の正式名稱はアジア安全保障會議で、本部をロンドンに置いたシンクタンクの國際戦略研究所が主催する多國間フォーラムで、毎年シンガポールのシャングリラホテルで開催されており、それが名前の由來となった。この対話は近年、アジア太平洋地域における防務方面の各國の高官と學者が地域安全保障を議題に討論を行う重要な場となっている。

  アジア新興経済體は現在、世界経済の成長をけん引する重要なエンジンへと成長している。一方で、アジアは多くの不安定な要素にも直面している。例えば、シリア內戦、イエメンの武裝組織の衝突、過激派組織「イスラム國」の勢力の蔓延などだ。東アジアでは、朝鮮の核問題、日本の集団的自衛権行使の解禁、南中國海問題への関心が高まっている。

  特筆すべきことは、米國が展開する「アジア太平洋へのリバランス」戦略で、アジアの地域問題に幹渉し、南中國海問題で真相を捻じ曲げ、火に油を注いでいることだ。

  アナリストは次のように分析している。アジア情勢、特に東アジア情勢は全體的に安定している。マレーシア総理の前政治秘書を務めたシンガポールの南洋理工大學(NTU)高級研究學者の胡逸山教授は新華社記者の取材を受けた際に、アジアの現在の情勢はシャングリラ対話で提示されたような一觸即発の狀況にあるのではなく、相対的に安定している。

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