:
中國NEV市場、世界の自動車メーカーにビジネスチャンス提供
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-08-10 16:37:07 | 新華社 | 編集: 郭丹

 【新華社北京8月10日】中國吉林省長春市で開催された「第15回中國(長春)國際モーターショー」(長春モーターショー)では、合弁ブランドも中國自主ブランドも、傘下の新エネルギー車(NEV)を目玉に打ち出した。

  長春モーターショーには今回、14カ國・地域の自動車メーカー145社が出展し、NEVは148&が出展された。モーターショー組織委員會は今回、NEVの特別展示ゾーンを設置した。

  中國第一汽車集団有限公司の徐留平董事長によると、傘下ブランド「紅旗」は今年、初の電気自動車(EV)を打ち出し、2020年には航続距離600キロの一連のEVを発売、2025年までに15車種をそろえる計畫だという。

  中國政府はここ數年、NEVの普及に取り組み、補助金を支給し、NEVは通行規制の対象としないなどの優遇策を取ってきた。長春モーターショーと同様に、北京、上海、広州、成都などのモーターショーでも、國內外の企業が続點とNEVを出展している。

  中國汽車工業協會の董揚常務副會長によると、數年間にわたる積極的な推進と発展を経て、中國は3年連続で世界一のNEV生産・販売大國となり、世界市場の半分近くを佔めている。市場の発展は、車載電池やモーター、完成車などの分野での中國の技術を大きく進歩させた。

  同協會の最新データによると、今年上半期、中國NEVの生産&數は前年同期比94・9%増の41萬3千台、販売&數は111・5%増の41萬2千台で、高成長を維持した。

  データによると、NEVは各カテゴリーでいずれも急速な成長を実現した。EVの生産&數は79%増の31萬4千台、販売&數は96%増の31萬3千台。プラグインハイブリッド車の生産&數は170・2%増の10萬台、販売&數は181・6%増の9萬9千台だった。

  中國のNEVが生産・販売ともに旺盛であることは、中國自動車産業が対外開放を加速していることと加えて、自動車メーカーに大きなビジネスチャンスを與えると同時に、中國へのNEV生産能力の配置をそれらの自動車メーカーに促すものとなる。

  中國では今、ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン(VW)が新たな協力パートナーを探し、NEVの工場やプロジェクトの建設をはかっているだけでなく、世界的に名高いNEVメーカーも生産能力と販売拠點の布石を進めている。

 中國の完成車・部品メーカーはNEV市場で一定のポジションを獲得したものの、発展の基盤は強固でなく、研究・開発能力が足りない、製造レベルが低い、ハイエンド製品が少ない、政策への依存度が高いなどの課題がある。

  全國乗用車市場情報聯席會の崔東樹秘書長は、テスラなどの世界大手による中國進出は、外部から異質な要素が加わると全體の活力が増すという「ナマズ効果」を生み、中國NEV市場の発展環境を変えると同時に、中國自動車メーカーの新たなブレークスルーに向けて良好な參考を提供し、中國NEV市場をより高いレベルでの競爭へと導くとの見解を示した。

 

當社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無斷転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

 

推薦記事

中國、鋼材輸出量は小幅回復の見通し

新華網日本語

中國NEV市場、世界の自動車メーカーにビジネスチャンス提供

新華網日本語 2018-08-10 16:37:07

 【新華社北京8月10日】中國吉林省長春市で開催された「第15回中國(長春)國際モーターショー」(長春モーターショー)では、合弁ブランドも中國自主ブランドも、傘下の新エネルギー車(NEV)を目玉に打ち出した。

  長春モーターショーには今回、14カ國・地域の自動車メーカー145社が出展し、NEVは148&が出展された。モーターショー組織委員會は今回、NEVの特別展示ゾーンを設置した。

  中國第一汽車集団有限公司の徐留平董事長によると、傘下ブランド「紅旗」は今年、初の電気自動車(EV)を打ち出し、2020年には航続距離600キロの一連のEVを発売、2025年までに15車種をそろえる計畫だという。

  中國政府はここ數年、NEVの普及に取り組み、補助金を支給し、NEVは通行規制の対象としないなどの優遇策を取ってきた。長春モーターショーと同様に、北京、上海、広州、成都などのモーターショーでも、國內外の企業が続點とNEVを出展している。

  中國汽車工業協會の董揚常務副會長によると、數年間にわたる積極的な推進と発展を経て、中國は3年連続で世界一のNEV生産・販売大國となり、世界市場の半分近くを佔めている。市場の発展は、車載電池やモーター、完成車などの分野での中國の技術を大きく進歩させた。

  同協會の最新データによると、今年上半期、中國NEVの生産&數は前年同期比94・9%増の41萬3千台、販売&數は111・5%増の41萬2千台で、高成長を維持した。

  データによると、NEVは各カテゴリーでいずれも急速な成長を実現した。EVの生産&數は79%増の31萬4千台、販売&數は96%増の31萬3千台。プラグインハイブリッド車の生産&數は170・2%増の10萬台、販売&數は181・6%増の9萬9千台だった。

  中國のNEVが生産・販売ともに旺盛であることは、中國自動車産業が対外開放を加速していることと加えて、自動車メーカーに大きなビジネスチャンスを與えると同時に、中國へのNEV生産能力の配置をそれらの自動車メーカーに促すものとなる。

  中國では今、ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン(VW)が新たな協力パートナーを探し、NEVの工場やプロジェクトの建設をはかっているだけでなく、世界的に名高いNEVメーカーも生産能力と販売拠點の布石を進めている。

 中國の完成車・部品メーカーはNEV市場で一定のポジションを獲得したものの、発展の基盤は強固でなく、研究・開発能力が足りない、製造レベルが低い、ハイエンド製品が少ない、政策への依存度が高いなどの課題がある。

  全國乗用車市場情報聯席會の崔東樹秘書長は、テスラなどの世界大手による中國進出は、外部から異質な要素が加わると全體の活力が増すという「ナマズ効果」を生み、中國NEV市場の発展環境を変えると同時に、中國自動車メーカーの新たなブレークスルーに向けて良好な參考を提供し、中國NEV市場をより高いレベルでの競爭へと導くとの見解を示した。

 

當社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無斷転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

 

推薦記事

中國、鋼材輸出量は小幅回復の見通し

010020030360000000000000011100531373816171