【新華社北京8月13日】チュニジアの在中國ディア・ハレド大使はこのほど、北京で新華社の単獨インタビューを受け、間もなく開幕する中國・アフリカ協力フォーラム北京サミットが「歴史的な會議」になり、中國とアフリカの戦略パートナーシップの全面的な深化に向けた新たな起點になるとの考えを示した。
ハレド大使は同サミットについて、中國とアフリカ雙方の協力を深め、発展を促し、理解を増進する機會を生むとともに、雙方の経済貿易、文化、教育、科學技術など各分野における協力の新たな未來を切り開くと述べた。
同大使はまた、「今回のサミットの開催が中國の対アフリカ諸國投資の拡大にプラスになることを期待するとともに、中國政府と企業による支援や投資がアフリカ諸國にとって非常に重要であり、雙方の全面的な戦略パートナーシップの利益にも合致する」と述べた。さらに、中國が率先して相互尊重、平等な協力、互恵・ウィンウィンの原則のもとで、アフリカ諸國との関係を発展させていることを高く評価した。
中國とチュニジアは今年7月、「一帯一路」共同建設の覚書に署名した。同大使は、チュニジアが「一帯一路」構想を重視し、共同建設の過程に積極的に參加する意志があるとともに、北アフリカ地域における同構想の実施において重要な支點となることを望んでいる。また、「『一帯一路』構想はカバーする範囲が広く、各國國民の共通利益の実現に向け取り組んでいる。人類の運命共同體づくりは、チュニジアと中國雙方の各分野における協力を効果的に促すだろう」と語った。
今年は中國の改革開放40周年にあたる。ハレド氏は大使就任前の2000年と2016年に中國を2度訪れたことがあり、中國の発展や変化を自身の目で見てきたという。また、中國の改革開放の成果を稱賛するとともに、「改革開放が中國の発展を推進するほか、中國の対外協力、特にアラブ諸國やアフリカ諸國との協力プロジェクトにプラスの影響を與えた」と述べた。
ハレド氏は特に、今年4月、北斗衛星測位システム初の海外センターとなる中國・アラブ北斗センターがチュニジアに誕生したことに觸れ、アラブ諸國とアフリカ諸國向けの宇宙技術人材育成の場になるとともに、チュニジアと中國、アラブと中國の協力が「宇宙にまで向かっている」ことを示すとの見方を示した。
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