イギリスのメイ首相は29日、歐州連合(EU)との交渉で合意が形成されなくとも、EUから離脫する用意があるとの意向を示し、「交渉での合意を、EU離脫の前提にしない」と強調しました。
これは、メイ首相が野黨・労働黨黨首のコービン氏と共に、総選挙に関するテレビ番組でインタビューを受けた際、述べたものです。29日夜に放送されたこの番組で、両氏はテロ対策やEU離脫、移民、経済、醫療、社會保障などの議題を巡って、それぞれ視聴者から集められた質問に答えましたが、直接の論戦はありませんでした。
この中でコービン氏はEU離脫について、「EU側と確実に合意に達するようにする」と述べました。これに先立ち、労働黨は選挙公約の中で、EU側との合意なしでの強制的な離脫に反対する姿勢を示しています。
イギリスの総選挙は6月8日に行われます。最新の世論調查では、メイ首相が率いる保守黨は労働黨より約7ポイントリードしています。
(中國國際放送局)
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