中國の獨自開発による衛星測位システム「北斗」に関するシンポジウムが18日から2日間、サウジアラビアの首都リヤドで開かれた。
このシンポジウムは、中國の北斗衛星導航係統管理弁公室とサウジのキングアブドゥルアジズ科學技術都市(KACST)の共催によるもので、中國の衛星測位システムとしては初めてのサウジ市場への本格參入となる。
KACST同テクノポリスの理事長を務めるトゥルキー・アル・サウード王子は、「中國と共同で衛星測位システム分野の開発を手がけることは、サウジアラビアがめざす経済モデル転換と経済改革計畫「ビジョン2030」の達成に大きな意味を持つ」と高く評価。テクノロジー、工業、貿易、交通、農業、エネルギー、民間航空といった各分野の振興にもつながるとしている。
中國の李華新・駐サウジアラビア大使は、同システム分野で両國が協力することは、中國が提唱する新シルクロード経済圏構想「一帯一路」の促進と、サウジの「ビジョン2030」との連攜に大きな役割を持つとした上で、両國の実務協力にとって新たな牽引役になるとの見方を示した。
シンポジウム開催期間中、中國航天科技集団、中國兵器工業集団、中國電子科技集団、北斗星通、長沙北斗産業安全技術研究院などの國內の衛星測位システム分野を代表する基幹企業が、サウジの関連業界の顧客や企業との交流を深めた。
(チャイナネット)
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