新華網ニューヨーク2月21日 米國のトランプ大統領の就任から満1カ月が過ぎようとする中、ニューヨーク、シカゴ、ボストンなど多くの米國の都市で19日に集會やデモが行われ、政府がこれまでに発表した移民制限に関する大統領令などの新政策に抗議の意を示した。
1000人を超えるニューヨーク市民が當日タイムズスクエアで「今日私もイスラム教徒だ(Today, I Am A Muslim Too)」という集會を行い、トランプ政権が世界中の難民や西アジア(中東)・北アフリカなどの7カ國からの公民の入國を一時禁止する大統領令に抗議した。
集會は米國のヒップホップ音楽界のスター、ラッセル・シモンズといったニューヨークの著名人が発起したものだ。晝過ぎには、各民族のデモ群衆によりタイムズスクエアそばの48ストリートやブロードウェイがしだいに埋め盡くされていった。彼らは「Today, I Am A Muslim Too」「壁建設を禁止せよ」といったプラカードを手に掲げ、「私の大統領ではない」などのスローガンを高らかに叫んだ。
集會のもう一人の主催者でニューヨークの有名なイスラム學者、シャムシ・アリ(Shamsi Ali)氏は、「今回の集會はイスラム教徒だけのものではなく、米國人全員のためのものだ。なぜなら、イスラム教徒のコミュニティは米國社會の一部分であり、イスラム教徒に対するダメージはつまり米國人全體のダメージであるからだ。」と述べている。
音楽関係の仕事に従事する白人のジョー・ロンセン(音訳)さんは「米國が人種差別國家ではないことを私たちは世界中に知ってもらいたいのです」と述べ、また「私たちのような者がここに來たのは、互いに支え合う気持ちを示し、米國がより平等で、包容的な國であるのを支持したいからです。」と述べた。
各地で頻りに抗議のうねりが巻き起こっているが、プラカードを手に掲げ、トランプ大統領が米國と米國人民を守ったと賞賛する人もしばしば見受けられた。報道によると、19日にフロリダ州メルボルンのある集會では、熱烈な群衆がトランプ大統領を取り囲み、その執政の順調な滑り出しが満一ヶ月を迎えたことを大いに稱えていたという。(參加記者:楊士龍、袁悅、王強)
(新華社より)
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