新華網北京11月28日(新華社記者/裴剣容)「フィデル・カストロ氏は中國人民の良き友人で、私は永遠に彼を懐かしく思うでしょう」と中國社會科學院ラテンアメリカ研究所の徐世澄研究員は新華社記者の電話インタビューに応じた際に語った。
現地時間の25日夜、キューバ革命の指導者フィデル・カストロ氏がハバナで逝去した。享年90歳だった。訃報が伝わると、徐世澄氏は驚きそして悲しんだ。
フィデル・カストロ氏と何度も接觸してきたこの中國人學者は、今も自分が書いた二冊の本を大切にしまっており、扉のページにはフィデル・カストロ氏の直筆の言葉とサインが書いてある。
フィデル・カストロ氏の力強い弁論は、若かった徐氏にきわめて深い印象を殘した。「當時私たちは幸いにもハバナ大學でフィデル・カストロ氏の人心を感動させる演説をその場で拝聴することができ、その様子が今でもはっきりと目に浮かびます。」と徐氏は回想して語った。
中國とキューバの國交樹立の歴史について話が及ぶと、徐氏は次のように語った。中國・キューバの両國が國交樹立問題について正式に會談する前に、フィデル・カストロ氏はキューバが中國と外交関係を樹立するべきだという決定を事前に宣言していた。中國とキューバの國交樹立後、他のラテンアメリカ諸國が新中國と続點に國交を樹立し、中國のラテンアメリカにおける「友人グループ」がますます大きくなっていった。
フィデル・カストロ氏の革命精神とリーダーとしての魅力に感じ入り、徐氏はこのキューバの指導者に関する若干の學術作品と伝記を長年にわたって翻訳・出版してきた。フィデル・カストロ氏は2003年に前後して徐氏の研究に関する著作二冊に直筆の言葉とサインを書いている。 「フィデル・カストロ氏は退任後、中國・キューバ関係の発展にずっと関心を持ち続け、中國の指導者がキューバを訪問するたびに、カストロ氏は毎回會見を行っていました」と徐氏は語った。
ほんの二か月前に、國務院の李克強総理がハバナでフィデル・カストロ氏を溫かく見舞っていた。フィデル・カストロ氏は、中國とキューバは深い友情を擁し、両國が國交を樹立して50年以上にわたり、中國には天地がひっくり返るような大きな変化が起こったがカストロ氏は中國が獲得した発展をたいへん喜んで見屆け、中國人民の勤勉と不屈の精神は敬服するに値するとの見方を示していた。
(新華社より)
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