英國教育省は今後4年間、「上海式完全習得學習」を英國の學校で実施する。「完全習得學習」は、1980年代に米國の心理教育學者のベンジャミン・サミュエル・ブルームが提唱した學習方法で、學習者の能力や適正を評価した上で分類し、それぞれの特徴に基づいて指導を行う。「上海完全習得學習」の特徴は、教師が生徒に高い目標を設定することで少しずつ進歩させていくというものだ。また、各種変化に合わせて、生徒が數學の概念や思考過程、數學の概念と応用の統合などをマスターできるように助ける。北京日報が報じた。
今月7日、英國の小學校の數學教師約70人が上海師範大學を訪問し、第三期中英數學教師交流プロジェクトの研修に參加した。今年7月、英國政府は、今後4年間、4100萬ポンド(約55億7600萬円)を投じて、數學教育レベルの向上を目指すことを発表した。同日の研修に參加した英國の教師は今後、上海の9區にある小學校43校を訪問して、教育交流活動にじっくり參加する。また、今月末、上海は2回に分けて、教師71人をイングランドの小學校35校に派遣し、2週間に渡って數學教育交流活動を実施するという。
英國教育省の數學関係の政策責任者・Clare Fowler氏は、「これまで、二期に渡って行われた中英交流プロジェクトにより、英國の多くの學校の數學教育が大きく変わった。今後、英國の半分以上(約8000校)の小學校に所屬する數學教師が、この交流プロジェクトから數學教育に役立つことを學び、英國の小學校の數學教育レベルの向上に貢獻してくれれば」と期待を寄せている。
(人民網日本語版)
関連記事:
