
第六に、國際金融枠組み改革を深化させる。開催國を引き継いで以來、人民元は特別引出権(SDR)通貨バスケットに採用され、國際通貨システムの改革は重要な進展を遂げた。國際通貨基金(IMF)は長年にわたり先延ばししてきた改革プランを着実に実施した。これをベースに、中國は國際通貨基金(IMF)が第15回出資割當額総検查を早急に実施するように促し、世界の金融セキュリティーネットワークをより一層、強化し、國際金融の安定を擁護している。
第七に、三位一體の汚職取締まり協力體制を確立する。中國はG20で海外逃亡者の追跡と不正所得の追及に関するハイクラスの原則を確定するように促し、逃亡者追跡・不正所得追求研究センターを設置し、汚職取締まり2017-2018年行動計畫を策定した。原則、メカニズム、行動の三位一體の汚職取締まりの構図を形成することで、腐敗分子がG20諸國に潛伏したり、逃亡したりすることができないようにする。
第八に、アフリカと最も貧困な発展途上國の工業化への協力を提唱し、支持する。アフリカと最も貧困な発展途上國は工業化のプロセスを加速し、自主発展能力を増強する必要がある。中國は今年、G20參加國が協力を展開するように推進し、能力開発、投資増加、インフラの改善などの措置を通じて、これらの國が工業化の発展に早急に取り組み、貧困削減及び持続可能な発展目標を達成するように支援する。
第九に、起業行動計畫を策定する。中國は「大衆による起業、民衆によるイノベーション」を大いに推進しつつある。中國側は今年、この行動計畫の策定を推進し、世界経済の成長と就業機會の拡大に向けて、力強いエネルギーを提供し、各國が起業の実踐と経験を交流するために重要なプラットフォームを構築する。行動計畫はまた、一連の政策への提言と具體的な実施方法を提案し、各國の政策策定に參考例を提供している。
第十に、溫暖化対策の國際枠組み『パリ協定』の早期発効を推進する。中國の提唱と各國の支持のもとで、今年4月のG20協調人會議で、G20の歴史上初めてとなる気候変動問題に関する議長聲明が発表された。各國は4月22日、又はそれ以降に『パリ協定』に早期に署名し、國內の審查許可手続きを早急に完了することを承諾した。潘基文國連事務総長はこれに対する賞賛と歓迎を表明した聲明を特別に発表した。目下、大多數のG20メンバー國とゲスト國が『パリ協定』に署名している。中國は各國が許可手続きを早急に完了し、『協定』の早期発効を促すように働きかけ、また、各國が積極的な行動で國際溫暖化対策の協力に貢獻するように協調する。
(新華社より)
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