新華網北京7月12日 (新華社記者/王慧娟) セルビア前進黨主席団員でもある國民議會のウラジミル・ジュカノヴィチ議員はこのほど、新華社記者の取材を受けた際に、次のように述べた。二國間協議こそが中國とフィリピンの南中國海紛爭の最良の解決方法だ。第三者による幹渉は「新しい面倒とトラブルを起こすだけだ。」
ジュカノヴィチ氏はフィリピン前政権は中國及びフィリピンを含む東南アジア諸國連合(ASEAN)が調印した『南中國海各方面行為宣言』(以下、『宣言』という)を無視して一方的に仲裁を提起し、目の前の小さな利益だけを配慮する誤った行為であり、善隣友好にとって不利なシグナルを発していると語った。
「関係各國は『宣言』の內容を積極的に履行すべきであり、それが善隣友好を守るための要素だ。フィリピン前政権の一方的な行動は『災難』のような誤った行為であり、長引く衝突を招くだけだ。」とジュカノヴィチ氏は語る。
フィリピンが提起した南中國海仲裁案の仲裁裁判所書記処は6月29日、仲裁裁判所は7月12日に南中國海仲裁案に関する実體問題の裁決を公表すると稱した。これを受けて、中國政府はフィリピンが一方的に申し立てた仲裁は國際法に違反し、仲裁裁判所はこの案件への管轄権がなく、中國は仲裁を受け入れず、參與しないとする聲明を何度も丁重に発表している。仲裁裁判所がどのような裁決を下したとしても、不法かつ無効であり、中國はこれを認めず、受け入れない。
ジュカノヴィチ氏は「事実上、國際裁決は度點、大國の意志に左右されている。過去にも國際裁判所が『影響』を受けた狀況で、裁決が出た案例がある。」と語った。
ジュカノヴィチ氏はまた、次のように強調した。二國間協議こそが衝突解決の最良の方法であり、いかなる第三者もこの問題と関わってはならない。「事実を通じて、いかなる第三者もこの問題と関わり合いを持てば、新しい面倒とトラブルを招くだけだということが立証されている。第三者の目的は衝突の解決ではなく、ただ利益を取得するためだ。」
ジュカノヴィチ氏はフィリピンと中國が「腰を落ち着け、交渉と協議によって問題を解決することはより常理に合っている」が、「他人の意見に耳を傾けず、獨斷で対処し、二國間協議を拒絶するならば、大きな過ちを犯すだけだ。」
(新華社より)
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