
新華網北京7月11日(新華社記者/張偉)南中國海仲裁案はフィリピンのアキノ三世政権が一方的に提起したが、自作自演の「一人芝居」では決してない。舞&裏で米國がフィリピンのために知恵を絞り、指示やアドバイスを行っていることは爭う餘地のない事実だ。米國はフィリピンを銃器として利用するだけでなく、南中國海に徐點に介入する過程で、冷戦構想を織り交ぜ、南中國海情勢に乗じて勢力を拡大し、グループ化し、対立を形成している。深く解析すると、米國の冷戦構想は早期から口頭、又は観念の側面を超越し、南中國海を新しい試験田にすることを畫策しつつある。
行動一:ターゲットを確立し、自國の戦略と安全性のニーズに照らして脅威を脅威をでっち上げ、大げさに宣伝している。南中國海問題において、米國は中國の南中國海の主権範囲內の正當な行動を地域情勢、ひいては國際社會に対する脅威だと絶えず主張し、何もないところで無理やりにいわゆる「航行の自由」を聲高に叫び、吹聴している。米國がフィリピンの南中國海仲裁案に介入することを選んだ最大の目的は、機會を借りて中國に重圧をかけ、中國の面目を潰すことだ。
行動二:強権政治、いわゆる「原則」を選択的に無理に押しつける。米國は中國に『國連海洋法條約』を遵守するように要求すると同時に、自國は『條約』への加盟を拒んでいる。米國は中國の南中國海を埋め立てていると批判すると同時に、南中國海に対する権益を主張する他國の類似する行動を頻繁に「自動的に無視」している。
行動三:紛爭を起こすことから利益を取得し、これに乗じて自國の戦略を推進している。南アフリカ政治評論員のシャノン・イブラヒム氏は2009年まで、南中國海情勢は終始、制禦可能だったが、中國は関係國との対話を模索し、共同開発を提唱してきた。一方で米國政府は2009年に「アジア太平洋へのリバランス」戦略を提示し、緊張情勢を即時に深刻化させ、「米國が一貫して緊張をエスカレートさせる黒幕になっていることに少しも疑いの餘地はない。」より詳細に見ると、南中國海情勢への深い介入そのものが米國の「アジア太平洋へのリバランス」の重要な部分になっている。
行動四:武力をひけらかして威勢を示し、他國の領土と海洋の権益に挑んでいる。ここ最近、米國の軍當局は「航行の自由」の旗を掲げて南中國海區域で頻繁に動きを見せている。昨年10月、米國はイージス艦「ラッセン」を派遣して我が國の南沙群島関係島礁近くの海域に進入した。同年12月、米國のB-52戦略爆撃機2機が我が國の南沙群島関係島礁近くの空域に獨斷で進入した。今年1月、米國の軍艦が我が國の西沙群島最南端の中建島付近の海域に再び接近した。軍事行動と呼応し、カーター國防長官、ハリス米太平洋軍司令官などの米國軍の高官が南中國海問題に関する強硬な談話を絶えず発表して、武力の優位性をひけらかし、更には政治及び外交的行動のために通路を開通し、後ろ盾を提供している。
これらの事実によって、次に挙げることが立証された。南中國海問題にしても、その他の地域の安全問題にしても、米國式の冷戦構想は問題の解決に役に立たないだけでなく、かえって情勢を絶え間なく悪化させ、エスカレートさせる元兇になっている。対抗と抑制は大國間の爭いと対抗を深刻化させるだけで、各地域の安定と繁栄を破壊するだけだ。
(新華社より)
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