木にはさまざまな用途があるが、ガラスの代わりになることを想像できるだろうか?米メリーランド大學の華人科學者 胡良兵準教授が率いる研究チームはこのほど、透明な木を開発した。彼らは將來的に、この機を傢具や建材など多くの分野で活用できるとの見方を示している。新華社が伝えた。
この研究成果はこのほど、米Advanced Materials誌に掲載された。胡氏らはまず木から色を持つリグニンを取り除き、さらに屈折率の合う材料であるエポキシ樹脂を充填することで、木の光學的な透明を実現した。測定結果によると、光の透過率は90%に達した。
胡氏によると、透明な木は通常の木よりも強度が高く、ガラスやプラスチックよりもエコロジーで、さらに一般的な透明の材料にはない獨特な光學的特性がある。
南京大學からの客員研究員である祝名偉氏は、同研究の擔當者だ。祝氏は、透明な木はデスク、本棚、テーブルなどに加工できると例を挙げた。またこれを建材とし、光を通し、頑丈で、水にも強い家を作ることができる。さらに蕓術家がその外観を利用し、創作材料にすることもあるかもしれない。

