
畫家の田軍さんが1986年から、息子の田裏さんと30年間撮り続けた白黒の寫真が微信(WeChat)で話題になっている。都市快報でも一部掲載されたことがあるその寫真を見ると、二人とも上半身裸で、田裏さんは赤ちゃんから大人の男性へ、田軍さんは、若者から中年の男性へと変化している。多くのネットユーザーは、「寫真から伝わってくる感情と時間の移り変わりに感動する」と聲を上げている。揚子晩報が都市快報の報道を引用して報じた。
田軍さんは現在、貴州師範大學美術學院の院長を務め、田裏さんは北京映畫學院を卒業して、北京でドラマ 映畫の監督をしたり、腳本を手掛けたりしている。ネットユーザーらは、2人の寫真を次點に転送し、多くの「いいね!」やコメントを寄せている。一方の2人は、「毎年、上半身裸の寫真を一枚取るというのをなんとなく続けてきたため、特に意義を感じたことはない」としている。
世界的な寫真コンクールの白黒寫真部門で金賞を受賞したことがある寫真家 馬良さんは、田さん2人の寫真を見て感動。「上半身裸というのは、多分撮影した季節と関係があるのだろう。でも、とても內容が濃い。世俗的な物がなく、生命の本質に近い。そして、個人にこだわるのではなく、人類に目を向けさせ、とても美しく、価値が高い。記録されているのは、生命の継承、人類の継承だ」と大絶賛した。
(人民網日本語版)
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