【新華社北京9月1日】中國で前回、大閲兵が行われた2009年の國慶では、北闘衛星ナビゲーションシステムの運用中の衛星はわずか3基だった。9月3日に開催される抗戦勝利日の大閲兵では、北闘は衛星約20基を保有し、宇宙空間で閲兵の指揮・運営計畫本営に助力する。
北京軍區の王舜副參謀長が先ごろ、國務院新聞弁公室で開かれた中國人民抗日戦爭記念並びに世界反ファシズム戦爭勝利70周年記念行事新聞発表會で、次のように説明した。閲兵訓練において、中國が獨自に研究開発した北闘の高精度位置計測技術を導入し、北闘の映像自動伝送システムを配備し、デジタル・サンドテーブルと閲兵シュミレーションシステムを製作している。
これらの手段によって、訓練の質と効果が大幅に向上している。例えば、歩行編隊は隊員が2時間の直立不動が可能で、200メートルの正歩行進、1,000メートルの整列行進で一定動作による行進を実現する。裝備編隊などの等速行進誤差を0.3秒以內、距離の誤差を10センチ以內に制禦できる。空中編隊もほぼ誤差なしの飛行を実現できる。
今回の閲兵は約1萬2千人が行進し、計50の編隊が編成されている。「これほど多くの隊列行進を人のかけ聲と協調のみで行うならば、非常に面倒だ。閲兵を受ける各編隊の全隊員が北闘ナビゲーション裝置を攜帯すれば、すべての編隊の位置がディスプレーに投影され、編隊と編隊との間、隊員と隊員との間の幾何學的な関係が非常に明確になり、直観的に體現される。そうすると指揮官はスクリーンの前で各編隊と隊員の位置をはっきりと確認し、運営計畫本営において、真の意味で千里を超える戦いに挑むことができる。」と楊慧氏は述べた。
このほか、北闘に備わっている正確な空間の映像自動伝送機能 で閲兵を受ける將官と兵の時間の一致性の問題を解決できる。「航空機2機が上空で交差しながら飛行する場合は、パイロットの高度なテクニックに依存すると同時に、正確な時間のコントロールも求められる。北闘は時間の基準統一を確保している。」と楊慧氏は説明した。
(新華網日本語)
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