【新華社ハルビン7月7日】ハルビン市社會科學院731問題國際研究センターは6日、一部の中國侵略舊日本軍細菌戦部隊と日本の內閣、陸軍省、外務省、関東軍などの政府機関との間で往來した公文書と命令文書を公開した。専門家はまた、これらの檔案資料が、舊日本軍細菌戦部隊の本質、活動範囲、戦爭の罪行、戦時活動などをあばき出すにおいて重要な歴史的価値があると述べた。
ハルビン市社會科學院「中日で保存する細菌戦文獻資料の収集、整理及び研究」課題チームの責任者、楊彥君氏の紹介によると、公表された公文書と命令文書は主に、中國の民間と日本の防衛省、國立公文書館などの機関で保存する檔案を影印した文書で、檔案資料の作成時期は1929年から1943年となっている。
公表された檔案資料は主に、「七三一」部隊設立前後の日本の內閣、陸軍省、関東軍の命令文書及び部隊の経歴、作戦命令、物資調達、人員配置申請報告書などの往來した公文書を含めている。一部の書類はノモンハン事件、浙江細菌戦、長春防疫、奉天防疫などの細菌戦と生體実験に関わる內容及び「七三一」部隊の主な構成員、石井四郎、北野政次、太田澄、増田美保などの個人情報に関連している。
公表された檔案資料はさらに、日本関東軍第一〇〇部隊の経歴と作戦命令及び獣醫防疫と実験実施の命令文書、日本陸軍軍醫學校と関東軍、陸軍省、「七三一」部隊との間で往來した公文書、中國侵略舊日本軍第32師団防疫給水部の経歴文書などを含んでいる。
楊彥君氏はさらに、次のように説明した。これらの檔案資料から陸軍軍醫學校、七三一部隊、一〇〇部隊、各防疫給水部はいずれも日本の細菌戦と生體実験體系の一部分であることがわかる。また、細菌戦部隊の設立と拡張の過程で、日本の天皇、參謀部、陸軍省、関東軍、大學・高等機関、醫學界の支援と協力を得ており、日本の細菌戦と生體実験は上層が下層を指導したもので、計畫的で組織的な國家犯罪だったことをを體現している。
(新華網日本語)
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