【新華社北京6月26日】台灣のある司會者が先日テレビ政論番組で、大陸側や台灣當局、國民黨が中國人民抗日戦爭勝利70周年を厳かに記念することに対し、公然と質疑を投げかけ、「記念する必要がどこにあるのか」と述べ、また「台灣という土地にいる人民の心や感情を傷つけるな」と言った。このような咄咄怪事(とつとつかいじ)は、意外にも同調する者がおり、島內の世論攻撃も見られなかったが、実に常軌を逸していると言える。抗戦勝利を記念することが一體誰を傷つけたと言うのか。それに台灣人民の感情を一體誰が傷つけたと言うのかと、人點は疑問を抱かざるを得ない。
まさか抗日戦爭の勝利が台灣人民の勝利ではないか。1895年に日本が台灣を佔領し、島を守る清軍と島內の民衆は奮起抵抗したが、4ヶ月半に1萬4000人が戦死した。植民地支配を受けた50年の間に、台灣同胞は抵抗を止めたことはなく、犠牲者は65萬人以上にのぼった。全民族の抗戦が勃発してから、台灣同胞も席を外したことはなく、八年の戦爭中には少なくとも5萬人の台灣同胞が大陸へ駆けつけ、抗日に身を投じて亡國の危機を救った。1945年の抗日戦爭の勝利の重要な成果の一つは、つまり台灣光復だ。祖國の胸に復帰する時、寶島はどっと沸き返り、人點は抑圧から解放されて清點した気持ちだったという。
抗戦は全民族の抗戦で、抗戦勝利は全民族の勝利であり、抗戦勝利70周年を盛大に記念することは、全民族の盛大な行事だといえる。台灣の一部の者がこの栄光を分かち合うのを望まなず、さらには「傷つけられた」とさえ思っているのは、その根源を究明すると、彼らが事物の根源を忘れておろそかにし、 正點堂點とした中國人になるのを望むより、むしろ植民地支配者の「皇民」となるのを望んでいることにある。
それぞれの土壌には、それなりの実がなるのだ。李登輝、陳水扁が政権を握っていた時期には「脫中國化」が懸命に推進され、「台灣獨立」勢力は「台灣の獨立建國」のために「両國論」や「一辺一國」などの分裂主張を欲しいままに売りさばき、すでに台灣社會に深刻な思想の混亂をもたらし、歴史教科書の綱要の改訂、國家民族への賛同といった重要な問題で、適時に誤りを直し本來の正しいやり方に戻すことができず、史実を顧みず、サギをカラスと言いくるめるさまざまな間違った観念が、長年社會を害し、長期にわたって形成されてきた誤ちになったのだ。
社會の多様化は構わないが、 是非も無いのはいけない。ここにおいて、我點は台灣人民に物事を見る目を研ぎ澄ませ、「台灣獨立」という分裂主張の悪影響やその多大な害を深刻に認識し、中國人の立場にしっかりと立つよう呼びかける。我點は島內の各界の関係者や主流メディアが是非をはっきりさせ、正義のために一言公平な話をするよう望んでいる。こうしてようやく、全民族の抗日戦爭の歴史を灰にさせず、幾千幾萬の抗日烈士の天にまします霊魂を裏切らず、中華民族の一分子として誇りを持つことができるのだ。
(新華網日本語)
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