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(新華時評)安倍首相は歴史をきちんと學ぶべき
jp.xinhuanet.com | 発表時間 16:03:24 | 新華網日本語 | 編集: 張一

  【新華社北京5月22日】日本の國會で先ごろ行われた黨首討論で、安倍首相は『ポツダム宣言』が日本の侵略戦爭に対する定性を問われた際に、意外にも『ポツダム宣言』の関係內容を読んだことがないので、「論評することは差し控えたい」と語り、さらには日本が発動した戦爭の「是非」を明確に表明することを拒んだ。

  『ポツダム宣言』の全稱は『中米英三國の日本投降促進令ポツダム公告』で、その中に、「日本の人民を欺き、かつ誤らせ、世界征服に赴かせた権威・権力は永久に排除されなければならない。」という規定がある。日本政府が『日本降伏文書』でこれを明確に受け入れたため、戦爭が終結した。日本は第二次世界大戦の加害國の一つだが、現在の日本の首相は予想に反してこれを「知らない」と発言した。見たところ、安倍首相はどうやら歴史をきちんと學ぶ必要があるようだ。

  戦後の國際秩序を形成する重要な基本書類である『ポツダム宣言』と『カイロ宣言』は、だらだらと長引き、この世のものと思えないほど悲慘な世界大戦が正しいか、間違っているか、正義か邪悪かを明らかにし、歴史の真相、人心に従うか、背くかということ、時代の選択を白紙に黒字で銘記したもので、その重要な意義は説明するまでもない。歴史に対して良識と責任を持つほとんどの政治家はこれに対し基本的な常識を備えているべきだ。

  今年は世界反ファシズム戦爭勝利70周年にあたる。知識不足にしても、わざと知らない振りをするにしても、驚くことに一國の首相がこのような重要な歴史的事実に対し八方手を盡くして言い逃れている。日本當局が侵略の歴史を直視しない背後に、どんな策略が隠れているのかを問わずにいられない。

  同じ事は他にもある。前月27日に國連本部で開幕した『核拡散防止條約』再検討會議で、日本政府は各國要人が第二次世界大戦中に原子爆弾を投下された広島と長崎を訪れることを希望し、これを提案したが、原爆投下に至った原因には觸れなかった。日本が「被害者」のイメージを強めることで、視覚と聴覚を撹亂し、侵略の責任を逃れようと企んでいることが容易にわかる。

  安倍首相と日本當局は近年、慰安婦、南京大虐殺などの問題で、一貫して曖昧な姿勢を示している。ごく一部の勢力は舊日本軍の「神風特攻隊」隊員の遺書の類をユネスコの「世界記憶遺産」に登録申請しようと試み、再點にわたり人類の良識のボーダーラインを踏み越えている。日本が侵略の歴史を美化し、歴史解釈権、発言権を奪おうとする數點の陰謀は、アジアの隣國と國際社會の強い警戒を招かずにはいられない。

  歴史を直視してはじめて、未來を見據えることができる。日本の村山富市元首相は安倍首相のこういった「歴史認識の反面教材」への批判や、國連の関連會議で日本の広島、長崎訪問に関する提案が卻下されたことは、有識者と國際社會の歴史的事実と正義を斷固として維持する姿勢を示している。日本を「正常な國」にすると主張する人物は、「正常な國」の指導者に相応しい資質を備えているべきであり、実際の行動で、自らと日本の若い世代が戦爭の二の舞を演じることを回避しなければならない。

(新華網日本語)

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