
卒業シーズンを迎えた6月、小學生や中・高生、あるいは大學生であろうと、誰もが人とは異なる卒業寫真を撮ろうと必死に知恵を絞っている。最近、「卒業寫真の立ち位置でわかる神分析」と題する書き込みが微信(We Chat)のモーメンツで話題となっている。この書き込みには、「卒業寫真で良い位置に立てば、人生の半分はすでに成功したようだものだ」と記されている。この斬新な考えによって、ネット上では大きな議論が巻き起こった。あるネットユーザーは、「今の生活が苦しいのは、卒業寫真の立ち位置が悪かったせいか」と皮肉たっぷりのコメントを投稿している。
この書き込みでは、卒業寫真の立ち位置を「社交の達人エリア」、「人生勝ち組エリア」、「男神・女神エリア」、「通行人エリア」の4つに分類しており、それぞれ順に「先生の左右隣の位置」「比較的高い位置の後列中間の位置」「左右両端の位置」「最前列の教員の左右の列から一番端までの位置」を示している。
人生の勝ち組エリアは、學校の卒業後に急成長する黃金の玉座だ。この位置に立っている子供は、ずっと順風満帆というわけではないが、成功するための揺るぎない意思や粘り強さがあり、人生の階段を一歩ずつ登って行き、実力によって得意分野のトップにまで上り詰める。中國中央テレビ(CCTV)の年越し番組・春晩の監督、哈文(ハー・ウェン)や司會者の李咏(リー・ヨン)、民國時代の女流小説家、簫紅(シャオ・ホン)、監督・俳優の姜文(ジャン・ウェン)、金馬賞女優の呂麗萍(リュウ・リーピン)、女優・監督の徐靜蕾(シュー・ジンレイ)、司會者の李湘(リー・シャン)、人気女優の湯唯(タン・ウェイ)、さらには人類最強の頭脳を有するアインシュタインもこのエリアに立っている。あなたも卒業寫真でこのエリアに立っていたら、まずは笑って喜ぼう。
男神・女神エリアは、當然のごとく多くの男神、女神を輩出している。國民的女神の高圓圓(ガオ・ユエンユエン)や國際的に活躍する女神、鞏俐(コン・リー)、ポップミュージック界の女神、王菲(フェイ・ウォン)、華やかで清楚な女神、許晴(シュー・チン)、男神の陸毅(ルー・イー)やその妻、鮑蕾(パオ・レイ)もこのエリアで異彩を放っていた。男神や女神の人生は普段から多くの注目や好意を十分に受けているため、寫真を撮る際には往點にして控えめに最も隅や端に立つことが多い。
通行人エリアの存在感はほぼゼロに等しい。この位置に立つ人はドラマに出演しても基本的には最も長く生き長らえたとしても3話ぐらいまでで、セリフも3言を超えることはない。ただし、この位置に立っている若者は、そこまで悲観的にならなくてもいい。物靜かな美男子(女子)として生きていくことも可能だ。
社交の達人エリアは社會で活躍する人材たちの輩出地で、社交の達人のインキュベーターだ。このエリアは指導者エリアにも近く、學校の伝説的人物か、そうでなければ先生のお気に入りの優等生など、どちらにしても必ず注目を浴びて活躍する人物だ。そうでなければ、大膽にもこの場所に立つことはないだろう。このエリアに立っていた人物と言えば、北京映畫學院の趙薇(ヴィッキー・チャオ)や陳坤(チェン・クン)、黃暁明(ホアン・シャオミン)の同期3人組や、中央戯劇學院の章子怡(チャン・ツィイー)などで、當時全員が先生や指導者の周囲を取り囲むように寫っている。
(人民網日本語版)
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