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ぜいたく品価格、歐州は中國より4割安 価格差は過去3年で最大
jp.xinhuanet.com | 発表時間 14:19:05 | 人民網 | 編集: 薛天依

  25日付英フィナンシャル タイムズ紙報道によると、ユーロの対ドル相場が過去最安値を更新したことから、ぜいたく品の歐州市場と中國市場における価格差が過去3年で最大となった。アナリストは、「同じぜいたく品を中國人消費者がパリに行って購入した場合、中國國內価格より39%安く買える。ちなみに去年の価格差は26%だった」と指摘した。環球時報が報じた。

  歐州中央銀行(ECB)が1兆1千億ユーロ(約147兆円)規模となる量的緩和(QE)計畫を提案したことから、ユーロの対ドル相場は、12年ぶりの安値を記録した。ぜいたく品の歐州市場価格は、これまでずっと中國より低かった。というのも、後者は輸入関稅が商品価格に上乗せさせていたからだ。だが、ユーロ安がこのところ進んだせいで、アライアンス バーンスタイン証券の統計データによると、ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)の定番ハンドバッグ「スピーディ30」は、中國市場での販売価格がEU諸國より61%高くなった。

  同じぜいたく品について、歐州市場とアジア市場の価格差は、30%から40%に上っている。たとえば、ルイ ヴィトンの某品番バッグは、歐州では2千ユーロ(約27萬円)で変えるが、日本では3500ユーロ(約47萬円)、中國では3050ユーロ(約41萬円)している。全體的に見て、パリは、歐州のぜいたく品ブランドの価格基準となり得る都市だ。歐州著名ブランドの長財布が、イタリアでは260ユーロ(約3萬5千円)で売られているが、北京國貿SKPマーケット(元 國貿新光天地)では4千元(約7萬9千円)する。レート換算によると、歐州での販売価格は、中國國內価格のほぼ半額だ。

  フランスの経済學者F Frelie氏は、次の通り指摘した。

  価格差の拡大は、為替レート以外に、生産國の違いにも原因がある。ぜいたく品の多くは、歐州で生産されているため、中國に輸送する際の運賃や人件費など各種コストがかさむ。次に、國による稅率の違いも原因のひとつだ。日本や中國などのアジア諸國は、ぜいたく品の輸入について、高い輸入稅を課稅している。さらに、外國人観光客が歐州諸國で買い物をする際には、VAT(付加価値稅)の還付制度が適用され、スイスで約6%、フランスでは一律12%の稅金が戻ってくる。

(人民網日本語版)

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