【新華社ウルムチ2月1日】中國新疆ウイグル自治區は27日に開いた2020年の経済動向に関する記者會見で、域內総生産(GDP)が1兆3797億5800萬元(1元=約16円)と物価変動の要因を除く実質で3・4%増えたと明らかにした。伸び率は全國平均を1・1ポイント上回った。自治區経済は生産が持続的に持ち直す中で需要も緩やかに回復。自治區民の生活も十分に保障されたとし、前向きな発展基調が今後も続くとの見方を示した。
第一次産業は安定を維持した。食糧は豊作となり、前年比56萬トン増の1583萬4千トンを収穫。綿花の収穫量も3・2%増の516萬1千トンと記録を更新し、全國の87・3%を佔めた。第二次産業は厳しい狀況下で成長を維持した。付加価値生産額は7・8%増の4744億4500萬元で、経済成長に対する寄與率は79・0%となった。一定規模(年商2千萬元)以上の工業企業の付加価値生産額は18年以降で最高の6・9%増で、伸び率は全國2位だった。第三次産業は安定を保ちながら回復し、付加価値生産額が0・2%増の7071億8500萬元となった。
同自治區発展・改革委員會の許斌(きょ・ひん)主任によると、自治區內企業の電子商取引(EC)による小売売上高は27・6%増の309億2千萬元で、うち限度額(卸売業年商2千萬元、小売業年商500萬元)以上の卸売・小売企業は16・2%増加した。ハイテク製造業の付加価値生産額は25・0%増、工業分野の戦略的新興産業の付加価値生産額は20・5%増となり、伸び率は一定規模以上の工業企業をそれぞれ18・1ポイント、13・6ポイント上回った。自治區外への送電量は47・9%増の1054億800萬キロワット時に上った。
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