【新華社昆明9月4日】中國雲南省紅河ハニ族イ族自治州箇舊(こきゅう)市にあるスーパーハイブリッド稲を試験的に集中栽培する「箇舊モデル基地」に広がる100ムー(約6・67ヘクタール)余りの水田で今年、1ムー(約667平方メートル)當たりの平均収穫量が1152・3キロを記録し、過去最高値を更新した。
福建省農業科學院、華南農業大學、中國水稲研究所、貴州省農業科學院など機関の専門家や教授で構成される検証チームは2日、同市大屯鎮新瓦房村委員會の水稲「超優1000」を植えた101ムー(約6・73ヘクタール)の水田を訪れ、現場で収穫量の測定検証を行った。
検証チームのリーダーで福建省農業科學院元院長、中國科學院院士(アカデミー會員)の謝華安(しゃ・かあん)氏は、「チームは水田を視察した後、農業部規定のスーパー稲の収穫量測定法と計算式に従い、ランダムに3枚の水田を選び測定を行った」と語った。水田3枚の1ムー當たりの収穫量はそれぞれ1163キロ、1209・5キロ、1084・5キロで、1ムー當たりの平均収穫量は1152・3キロを記録。スーパーハイブリッド稲の100ムーモデル水田における1ムー當たりの平均収穫量で再び最高値を更新した。
水稲研究の権威で中國工程院院士の袁隆平(えん・りゅうへい)氏が命名した「箇舊モデル基地」では、2009年からハイブリッド稲の試験栽培が行われ、袁氏のスーパーハイブリッド稲収穫量向上重點事業に第3期から第5期まで參加し、その収穫量は毎年新記録を更新してきた。2015年は102ムーの水田に植えられ、1ムー當たりの平均収穫量1067・5キロを達成した。2016年は101ムーの水田で1ムー當たりの平均収穫量は1088キロ。2017年には101ムーの水田で1ムー當たりの平均収穫量は1073・5キロを記録。3年連続で100ムーモデル水田での1ヘクタール當たり収穫量16トンという高い生産目標を達成した。
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