【新華社深圳8月6日】中國のスマートフォンメーカー、小米(シャオミ)のスマホの原材料を満載した順豊航空のチャーター機が5日午前2時35分、深圳寶安國際空港を飛び立ち、現地のスマホ製造工場に原材料を屆けるため、5時間後に4300キロ離れたインド第4位の都市チェンナイに到着した。
「これまで小米の空輸製品は雲南や重慶などで積み替える必要があった。チャーター便がないので、ばら積みしかできなかった」。中國の宅配大手、順豊速運(SFエクスプレス)の傘下にある順豊航空の劉良浩董事長は、一部の高付加価値の「3C製品」(情報家電)の輸送は安全や時間効率に対する要求が高いが、今回順豊が深圳からチェンナイに初めて直行のチャーター機を飛ばすことで、物流配送の時間効率が大幅に向上したと説明した。
順豊航空は國內の集荷、専用車による運送から海外への通関手続き、チャーター便の直行まで、一元管理による物流配送ソリューションを顧客に提供している。同社のチャーター便は大阪、ハノイ、プノンペン、ダッカなど海外の都市に就航している。また海外配送サービスは米國、歐州連合(EU)、ロシア、日本、マレーシアなど53カ國・地域に対応しているという。
中國國家郵政局の統計データによれば、中國の越境配送業務は急増しており、サービス能力も徐點に強化されている。今年上半期の海外と台灣・香港・マカオ向けの配送量は前年同期比43・1%増の5億2千萬件だった。
中國の宅配便は海外進出を加速させており、中國の物流技術とサプライチェーンの管理能力により、世界中が「中國のスピード」を享受している。
中國國家郵政局の統計データによれば、インドネシアで京東物流の配送サービスは7つの大きな島と483都市に対応しており、注文の85%を1日で配送できる。圓通速逓(YTOエクスプレス)、中通快逓(ZTOエクスプレス)、菜鳥網絡(ツァイニャオネットワーク)などの物流企業は、集荷、保管・配送、積み替えサービスなど一連のサプライチェーンのソリューションを提供でき、世界の主要都市に10日で配送することが可能になった。
中國郵政と配送企業は海外向けの空輸能力作りを絶えず強化している。順豊速運は複數の國際貨物航空路を開設し、國際航空の物流サービスプラットフォームに投資している。中通快逓はターキッシュエアラインズ、PALエクスプレスと香港で合弁企業を設立し、グローバルな航空輸送サービスの手はずを整えた。圓通速逓は中國航空などと協力して香港國際空港に國際的な物流ハブを構築した。中國郵政は郵政・越境EC(電子商取引)の倉庫や工業団地144カ所を建設し、米國、英國、オーストラリア、日本などの國と地域に11の海外倉庫を建設している。
國際航空による郵便・宅配便の配送を積極的に推進するため、國家郵政局は越境EC総合実験區のある杭州、鄭州、上海など13都市に無申告通路を開設し、民間航空會社、稅関などと協力して通関手続きを簡素化し、時間効率を高めている。深圳空港を例にとれば、通常な貨物の圧倒的多數は、荷物を積んだ車両が國際エアカーゴターミナルに到着してから航空機が離陸するまで、通関にかかる時間は約8時間となっている。
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