【新華社サンフランシスコ4月19日】米カリフォルニア大學アーバイン校のジョン・グラハム教授はこのほど、新華社記者の取材を受けた際、米國の保護貿易措置は経済成長を阻害するだけでなく、世界の繁栄と平和を脅かすだろうとの見方を示した。
同氏は、中國と米國の貿易は両國の共同繁栄を促進し、米國のすべての消費者に恩恵をもたらしてきた。米國の稅金や福祉などの政策の失敗がさらに失業率を上げ、収入減少や貧富の差の拡大などの問題を引き起こしたが、これは國際貿易とは無関係だと述べた。
また、貿易摩擦は米國の中國からの輸入を減少させ、すべての米國國民の生活に影響を與え、米國の生産や生活のコストの上昇を招き、輸出も大きな打撃を受けるだろうと指摘した。
さらに、「貿易は第二次世界大戦後から現在に至るまで、世界の進歩と発展を推進してきた重要な要素だ。貿易が繁栄と平和をもたらすことは歴史が証明している。國家間と世界の繁栄と平和を守るため、保護貿易主義に反対しなければならない」と述べた。
同氏は中國の指導者がボアオ・アジアフォーラムで行った講演を高く評価し、中國は多國間の貿易を維持し、経済のグローバル化と中國市場のさらなる開放を推進する政策は世界に恩恵をもたらすだろうと見なし、また、米國政府が貿易と繁栄、平和との関係を無視していることに懸念を表明し、「これは非常に大きな間違いであり、世界にとって危険なことだ」と述べた。
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