【新華社モスクワ1月24日】ロシアのラブロフ外相は22日、米國がシリアとトルコ、イラクの國境地帯の支配を企てていると述べた。
ラブロフ外相は同日、イエメンのミフラーフィ外相とモスクワで會談した。ラブロフ外相は會談後に行われた記者會見で、ロシアはこれまで米國がシリアで代替政府を創設しようと企て、それから、シリア國內での米國に協力的な一部の勢力に対して、大點的ではないが武器を供給していることに、前から気づいたと述べた。
ラブロフ外相は、次のように述べた。このシリア內政への公然とした幹渉を進めるため、數日前、米國はシリアとトルコ、イラクの國境地帯に安全部隊を新たに作ると発表した。米國はこれを否定したが、事実上、シリアとトルコ、イラクの國境領土を支配する活動を依然として進めている。
メディアの報道によると、米國が主導する多國籍軍は14日、シリアの反政府組織「シリア民主軍」と共同で約3萬人の國境安全部隊を作ると発表し、こうした國境安全部隊をシリア北部と東部の「シリア民主軍」支配地域とトルコ、イラクの境界地帯、ユーフラテス川沿岸に配置する予定としている。
トルコがシリアのクルド人勢力を攻撃したことについて、ラブロフ外相は同日、シリアで衝突している各勢力に自製した態度をとり、シリアの完全な領土を尊重するよう訴えた。
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