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駐イラン中國大使が記者會見で「SANCHI」號事故救援狀況について説明
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-01-23 10:00:16 | 新華社 | 編集: 王珊寧

12日、石油タンカー「SANCHI」に対し、消火作業を行う上海海事局の救助船。

 【新華社テヘラン1月23日】龐(ホウ)森駐イラン中國大使は、21日にテヘランで記者會見を行い、「SANCHI(サンチ)」號事故と救援狀況について詳しく説明し、イラン國內でささやかれている虛偽の言論を正した。

  龐大使は、「事故発生後、中國政府は事態を重く捉え、中國外交部はすぐに緊急対応體制を整えた。交通運輸部も専門チームを立ち上げ、國際條約に則り積極的に國際義務を果たすべく搜索・救命作業を行ってきた。中國海上搜索・救命センターでは、即座に救援に必要な人員を配備し、海事法執行船や専門的な救援船、海上警備船を率い、現場で搜索・救命に當たり、関連情報を日本や韓國の海上搜索・救命機関に通達した」と述べた。

  龐大使によると、オイルタンカーに積まれていたコンデンセートが衝突後激しく燃え上がり、有毒ガスを大量に発生し、その上、天気や劣悪な海況から救援活動が困難に直面した。「しかし、中國側は依然救命を第一に考え7日から15日にかけ、中國內外の船舶と共に事故発生海域及び漂流予測海域に対し、24時間體制で多角的で大規模な搜索・救命活動を行い、搜索した海域面積は8800平方キロにも及んだ」という。

  さらに、「中國の救援隊は大きな危険にさらされながら幾度も事故船舶に近づき、搜索・救命や消火作業を行い、船に乗り込み、沈沒前に事故で犠牲になった2名の遺體と航海データ記録裝置を回収した」とし、「中國側の救援活動は、全て公開され、透明性があり、開放的だ。中國海上搜索・救命センターは駐上海イラン総領事と隨時連絡を取り合い、進展報告を行っている。駐中國イラン大使やイラン労働・社會福祉省長などの高官にも狀況と計畫を説明し、イラン側の専門家の意見を十分に取り入れている。中國側は、イランが派遣した救援人員にも積極的に協力し、専門的な救援船や設備を提供した。しかし、火の勢いがあまりにも淒まじく、現場にいたイラン側人員は最終的に乗船を諦めた」と説明した。

  龐大使は記者からの、事故発生後にささやかれてきた不確かな情報やさまざまなうわさに関する質問に逐一回答し、事態を明確にした。

  北京時間1月6日夜、東中國海から160カイリ(約300キロ)の海上でパナマ船籍のタンカー「SANCHI」號が中國香港船籍の貨物船「長峰水晶」が衝突事故を起こし、「SANCHI」號が炎上。14日晝、爆発により「SANCHI」が沈沒し、イラン人30名とバングラデシュ人2名の計32名の船員が命を落とした。(記者/馬驍 穆東)

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駐イラン中國大使が記者會見で「SANCHI」號事故救援狀況について説明

新華網日本語 2018-01-23 10:00:16

12日、石油タンカー「SANCHI」に対し、消火作業を行う上海海事局の救助船。

 【新華社テヘラン1月23日】龐(ホウ)森駐イラン中國大使は、21日にテヘランで記者會見を行い、「SANCHI(サンチ)」號事故と救援狀況について詳しく説明し、イラン國內でささやかれている虛偽の言論を正した。

  龐大使は、「事故発生後、中國政府は事態を重く捉え、中國外交部はすぐに緊急対応體制を整えた。交通運輸部も専門チームを立ち上げ、國際條約に則り積極的に國際義務を果たすべく搜索・救命作業を行ってきた。中國海上搜索・救命センターでは、即座に救援に必要な人員を配備し、海事法執行船や専門的な救援船、海上警備船を率い、現場で搜索・救命に當たり、関連情報を日本や韓國の海上搜索・救命機関に通達した」と述べた。

  龐大使によると、オイルタンカーに積まれていたコンデンセートが衝突後激しく燃え上がり、有毒ガスを大量に発生し、その上、天気や劣悪な海況から救援活動が困難に直面した。「しかし、中國側は依然救命を第一に考え7日から15日にかけ、中國內外の船舶と共に事故発生海域及び漂流予測海域に対し、24時間體制で多角的で大規模な搜索・救命活動を行い、搜索した海域面積は8800平方キロにも及んだ」という。

  さらに、「中國の救援隊は大きな危険にさらされながら幾度も事故船舶に近づき、搜索・救命や消火作業を行い、船に乗り込み、沈沒前に事故で犠牲になった2名の遺體と航海データ記録裝置を回収した」とし、「中國側の救援活動は、全て公開され、透明性があり、開放的だ。中國海上搜索・救命センターは駐上海イラン総領事と隨時連絡を取り合い、進展報告を行っている。駐中國イラン大使やイラン労働・社會福祉省長などの高官にも狀況と計畫を説明し、イラン側の専門家の意見を十分に取り入れている。中國側は、イランが派遣した救援人員にも積極的に協力し、専門的な救援船や設備を提供した。しかし、火の勢いがあまりにも淒まじく、現場にいたイラン側人員は最終的に乗船を諦めた」と説明した。

  龐大使は記者からの、事故発生後にささやかれてきた不確かな情報やさまざまなうわさに関する質問に逐一回答し、事態を明確にした。

  北京時間1月6日夜、東中國海から160カイリ(約300キロ)の海上でパナマ船籍のタンカー「SANCHI」號が中國香港船籍の貨物船「長峰水晶」が衝突事故を起こし、「SANCHI」號が炎上。14日晝、爆発により「SANCHI」が沈沒し、イラン人30名とバングラデシュ人2名の計32名の船員が命を落とした。(記者/馬驍 穆東)

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