新華網ロンドン6月29日(記者/桂濤 王思佳)英國のサッチャー元首相の個人秘書で現職の議會上院議員であるチャールズ・パウエル氏は先日ロンドンで新華社記者の特別取材に応じた際、香港が返還されて20年にわたり、中國は中英共同聲明の承諾をきちんと責任をもって履行してきた。「一國二制度」の枠組みは「たいへん優れている」ので、「規範であり模範」とみなされるべきだと語っており、パウエル氏は、香港の未來に十分な自信をもっているという。
パウエル氏は1941年生まれで、かつて1983年から1990年まで當時の英國首相、サッチャー元首相の個人秘書を務めており、その在任中最も重要な外交政策顧問の一人だった。パウエル氏はかつてメージャー元首相の個人秘書も務めていた。前世紀80年代に、サッチャー元首相が訪中して香港問題について鄧小平氏と會談し、香港問題に関する『中英共同聲明』に調印した際、パウエル氏はサッチャー元首相に同行して訪中しており、中英香港問題交渉の証人であり參與者でもある。パウエル氏はかつて英中貿易協會の會長も務めていた。
パウエル氏は、「一國二制度」は一種の「優雅な方法」で難題を解決した長期的なソリューションなので、「規範であり模範」とみなされるべきだと考えている。
パウエル氏は、今時の一部の香港の若者は歴史をよく理解しておらず、『中英共同聲明』の內容さえも分かっていないと語っている。
パウエル氏は「香港は永遠に獨立することはなく、獨立してはいけない」と述べ、「『香港獨立』に基づいて選挙に參與できる人はいません。これは基本法に合致せず、『共同聲明』にも背いています」と語った。
パウエル氏は、サッチャー元首相と鄧小平氏が當時、香港が中國に屬するという問題をすでに解決していたことから、「中國が自己の領土をいかに管理するかに対して発言権を持っていたのは明らかだ」との見方を示している。
香港の未來について話が及ぶと、パウエル氏は、「香港は自己の競爭優位性を失っていません。香港は投資や貿易の理想の土地であり、中國への外資參入の架け橋という獨特な役割を演じています。」と語っている。パウエル氏は香港の未來に対し、「引き続き楽観視している」という。
(新華社より)
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