ロシアのプーチン大統領の招きに応じ、習近平國家主席は3日からロシアへの公式訪問を始めます。これに先立って、ロシア駐在の李輝大使はロシアと中國の記者のインタビューに答え、「中國とロシアが良好な両國関係を発展させていくことは、各自の発展や世界の平和と安定に極めて重要である。習主席の今回のロシア訪問は両國関係に新しい原動力を注ぎ、地域経済の一體化の発展に新しい構想をもたらすだろう」と示しました。
李大使は、その際「今回の訪問で習主席とプーチン大統領の會談は、今年に入ってから3回目となる。両首脳は、中ロ関係のレベル向上や実務的な協力の深化、『一帯一路』(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)構想とユーラシア経済連合の連結などについて戦略的な計畫を策定していく。加えて世界ガバナンスなど、國際的な課題や地域問題などについても建設的な意見交換をする予定だ」と述べました。
李大使は、また「両國経済には相互補完性があり、協力の潛在力は大きい。ここ數年間、中國はロシアにとって最大の貿易パートナー國となり続け、ロシアからエネルギーや電気機械、ハイテク技術製品を多く輸入している。今年の1月から5月にかけて、両國の貿易額は去年の同じ時期と比べて33.7%増え、2231億元(約3兆6396億円)に達した」と明らかにしました。
李大使は、さらに「中ロ関係を発展、深化させていくことは両國の戦略的な選択であり、両國や両國人民の根本的利益に合致する。良好な両國関係は、各自の発展や世界の平和と安定に極めて重要である」と強調しました。
(中國國際放送局)
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