
現地時間6月1日午前、中國國務院の李克強総理はドイツのベルリンで、ドイツのメルケル首相と共に「中獨フォーラム-イノベーション共創」に出席し、講演を発表した。
新華網ベルリン6月2日 ドイツ連邦共和國のアンゲラ・メルケル首相の招きに応じ、中華人民共和國國務院の李克強総理が2017年5月31日から6月1日にかけてドイツを公式訪問し、また中獨首相年度會合を行った。訪問期間中、李克強総理はシュタインマイアー大統領と會見し、メルケル首相と中獨首相年度會合を行った。両國の首相は共に「中獨フォーラム-イノベーション共創」に出席して講演を行った。
雙方は中獨の全方位的な戦略パートナーシップの協力內包の開拓や充実について一連の新たな協力協定を達成し、政府間とビジネスに関する多くの協力協定を締結した。具體的な內容は次の通り:
一、雙方は開放型世界経済の構築に共同で取り組み、雙方向の開放を引き続き推進し、貿易の自由化と投資の利便化を支援して、経済のグローバル化と多國間貿易システムを擁護していくことで合意する。雙方はそれぞれの企業が相手國へ赴いて投資することを歓迎し、中歐投資協定を早期締結し、中歐自由貿易協定をスタートさせることを支持する。『中國の世界貿易機関(WTO)加盟議定書』第15條を遵守するため、ドイツは歐州連合(EU)が法改正により解決策を求めることを支持し、改正後のアンチダンピング法がいかなる國も差別しないようにして、WTOのルールに合致させるべきだ。
二、雙方は少し前に行われたハイレベル人文交流対話メカニズム第1回會議や外交と安全の戦略対話及び新ラウンドの法治國家対話などで得た積極的な成果を充分に肯定し、來年ドイツで開かれる中獨政府間協議の適時開催を宣言し、中獨ハイレベル安全保障対話メカニズムを早期に順調にスタートさせる。
三、雙方は「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」國際協力サミットフォーラムを積極的に評価し、「一帯一路」建設を共に支援して両國企業による第3者市場での協力展開を支援する。また、中國と歐州を結ぶ國際定期貨物列車「中歐列車」がもたらす物流の利便性を拠り所とし、両國のeコマ-ス(電子商取引)による協力発展を促進して、中獨の経済貿易協力を「インターネット経済」の急行列車に便乗させる。
四、雙方は両國の中小企業間協力の共同支援を決定する。具體的な取り組みとしては、中國國家開発銀行が中獨の中小企業のために特別融資制度(二期)を開設する。
五、雙方は新たな協力メカニズムを確立し、古い工業基地のモデル転換とアップグレードの成功、都市群の建設と均衡的な発展などの面で交流・協力を強化していくことで合意する。
六、雙方は中國とドイツがアフガニスタンで展開してきた鉱業関連人材の共同育成における三者協力プロジェクトを積極的に評価し、有益な経験を総括し、協力モデルを推進することで合意する。雙方は「アフリカが提起し、アフリカが合意し、アフリカが主導する」原則に基づいて、アフリカでの三者協力の展開について積極的に研究討議することで合意する。
七、雙方は「刑事司法協力條約」の交渉を近く完成させ、當條約を速やかに締結することに合意する。また、雙方は対等互恵の原則に 基づき、友好協議を通じて実習生の交流計畫を策定し、航権確立計畫の拡大、運転免許証の相互承認に関する協議をスタートさせ、互恵的な計畫を早期作り出せるよう努めることに合意する。
八、雙方は次の協力文書に調印した:
1、『中華人民共和國國家発展改革委員會及びエアバス會社の航空宇宙事業協力のより一層の推進に関する了解覚書』
2、『〈中國製造2025〉イノベーションセンター協力協定』
3、『中國國家開発銀行とドイツDZ銀行の戦略的協力枠組み協定』
4、『中國工商銀行とドイツPeterDohle海運グループの船舶融資貸付協定』
5、『三峽グループとフォイトのブラジル・サンパウロ州パラナイバ河流域イリヤ発電所及びジュビヤ発電所の発電機改造に関するプロジェクト協定』
6、『安徽江淮汽車グループ股份有限公司とフォルクスワーゲン自動車(中國)投資有限公司の合弁協力プロジェクト』
7、『百度公司とボッシュグループの自動運転技術戦略的協力』
8、『北汽グループとダイムラー股份公司の新エネルギー自動車分野の戦略的協力・投資強化に関する覚書』
9、『中國・ドイツ人工智能研究院プロジェクト』
10、『上海市機械設備成套グループとドイツの環境保護関連會社・ニューテックのパキスタン・カラチKB支線上流での引水溝整備及び築壁工事』
11、『徳陽市とALBAグループの中國・ドイツ資源循環利用産業パークプロジェクト』
(新華社より)
推薦記事:
李克強総理はドイツのメルケル首相と中獨首相年度會合を行った際、革新・協力し、雙方向で開放して、中獨の全方位的な戦略的パートナーシップが再び新たな段階へ進むよう推進していくと強調
