國産ブランドが各方面で上昇傾向にあるのに対し、外資ブランドは下降傾向にある。
消費者の外資ブランドに対する積極的印象は、昨年より下降している面がある。過半數の人が、この1年で外資ブランドの消費が減ったと回答している。9割近い人が、外資ブランドの評判とサービスや製品の質が異なっていると感じている。8割以上の人が外資ブランドは中國で國際統一基準を踏まえていないと考えている。
また、最も好きな外資ブランドは自動車産業に多かった。逆に嫌いな外資ブランドはファストフードチェーン産業に多かった。
今回の調查で最も人気を集めた外資ブランドは、上位からベンツ、アップル、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、ナイキ、シーメンス(家電)、アディダス、フィリップス、シーメンス(デジタル製品)だった。中國人消費者は海外の自動車ブランド、特にドイツ係ブランドが好きなことがうかがわれる。
ドイツブランドは中國人が心から好きなようで、好感度が高い上位10ブランドのうち7つがドイツ係だ。殘るフィリップスはオランダブランド、アップルとナイキはアメリカのブランドだ。 逆に嫌いな外資ブランドは、マクドナルト、ケンタッキー フライド チキン、ピザハット、味千ラーメン、吉野家、サムスン、スターバックス、ロッテマート、トヨタ、ホンダとなった。
この結果は、昨年ほぼ同様だ。最も注意を引くのは韓國のサムスンとロッテマートがワーストランキングに登場したことで、それぞれ6位と8位だった。他の韓國ブランドも好感度が下がる傾向にあった。
たとえば韓國の現代自動車は嫌いな外資自動車としてランクインしており、5位だった。しかし2016年はランク外だった。 なぜ韓國ブランドの好感度が下がったのか。中國國際貿易促進委員會研究院國際貿易研究部の趙萍主任はその要因として、韓國企業自身および中韓関係の2つを指摘する。
