新華網東京1月23日(記者/藍建中)日本のアパホテル客室に日本の侵略の罪行を否定する書籍が置かれていた一件は、元谷外志雄代表の右翼思想が暴露されただけでなく、現在の日本の右翼勢力が持っている白黒を逆さにした歴史観を見ることもできる。
日本の右翼で現在、次のような「陰謀史観」が流行っている、即ち當時の日本は侵略者ではなく、さまざまな陰謀の被害者だという考えだ。例えば、元谷代表が盧溝橋事変は中國の軍隊が発動し、真珠灣攻撃はルーズベルトの陰謀だと稱し、また南京大虐殺は共産主義インターナショナルが日本のイメージを損なわせるために計畫した陰謀などだと主張している。
日本の評論家の古谷経衡氏は次のように指摘する。右翼の「陰謀史観」は極めていい加減で、歴史的な常識が少しある人なら判別できる。このような陰謀史観を「正史」と捉え、「常識」として運用することは、右翼の保守派陣営全體の「智力の墮落」を明らかにしている。
日本の右翼の「陰謀史観」は反論する値打ちもないが、このような思想はウイルスのように、右翼陣営內で繁殖し、蔓延している。一體、誰が被害者で、誰が加害者なのかは、無數の史実と山積する確固とした証拠があり、國際社會でも早期から公論がある。
アパホテルの愚行の発覚によって、一部の右傾化したメディアを含む日本の右翼勢力は再び新しい「陰謀論」を吹聴し始めている。例えば、元谷代表は米國人の若い女性がアパホテルを暴くするのは數カ月前に陰謀を計畫していたと主張している。また、ある右翼メディアは、中國が日本の観光業に打撃を與えるために意図的に起こした行動だと報じている。日本の右翼勢力の「陰謀史観」と「陰謀論」がどれほど邪悪で、どれほどいい加減であることは、國際社會がそれによって視野を開くことができただろう。
(新華社より)
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