新華網北京12月22日(記者/杜白羽 耿學鵬) 國連の潘基文事務総長は20日、離任して帰國した後は「祖國に報いるために身を捧げたい」と表明した。韓國メディアは樸槿恵大統領は彈劾されて大統領が不在になり、現時點でこの空席を埋める4人の候補者が挙がっていると報じた。韓國の民意調查機関「真実測定器」が19日に公表したデータによると、韓國の最大野黨「共に民主黨」の文在寅元黨首の支持率は23.7%、潘基文國連事務総長の支持率は20.5%で、城南市市長を務めた「共に民主黨」の李在明議員はの支持率は14.9%で、第二野黨「國民の黨」の安哲秀前代表の支持率は8.3%だった。
潘基文:祖國に報いるために身を捧げたい
潘基文事務総長は20日、ニューヨークで開催された記者會見で、過去10年間に國連事務総長に就任した経験が韓國の発展にとって有益であるならば、「祖國に報いるために身を捧げたい」とともに、「大きな犠牲を払うことも惜しまない」と表明した。潘基文事務総長はまた、「政黨と派閥は重要ではない」と述べ、韓國の政治家と協力する可能性を排除しなかった。
文在寅:優勢と劣勢が共存
「共に民主黨」の最有力候補、文在寅氏は、盧武鉉大統領時代に青瓦&秘書室長を擔當した。支持者は文在寅氏は親和力があり、名聲が高く、社會正義、市場の公平、社會福祉の拡大を主張していると評価する。批判者は文在寅氏は過去を批判するだけで、未來への展望がないと指摘する。
李在明:打倒樸氏の「ダークホース」
樸槿恵大統領に抗議するキャンドル集會から登場した「ダークホース」の李在明氏は2008年に國會議員に選ばれ、2010年から城南市市長に就任し、城南市の福祉プロジェクトを推進してきたため、高い評価を得た。2016年に「共に民主黨」の金鐘仁黨首が大統領候補に推薦した。
安哲秀:往事は風と共に去りぬ
「國政介入」事件の影響を受けて、李在明氏は「新勢力として突然現れ」、支持率ランキングで野黨「國民の黨」の安哲秀前代表を抜いた。ある分析で、民意は「國政介入」疑惑の後にさらに二極化し、一部は保守勢力を継続して支持し、大半は選挙の勝算が高い第一野黨の「共に民主黨」に支持が集中しているため、安哲秀氏を代表とする「第三陣営」が短期的に多くの支持を得ることは難しいと指摘されている。
韓國世論は次のような見方を示している。「國政介入」疑惑の後、民衆は「政権交代」を強く要求しており、「與黨と野黨の逆転」が実現し、野黨「共に民主黨」の支持率が上昇する。一方で、「國政介入」に対する調查、憲法裁判所の樸槿恵大統領への彈劾案の審理、潘基文事務総長が韓國に帰任した後の選挙プランなどの未知數の要因から影響を受けて、韓國の大統領選挙の行方は不透明になっている。
(新華社より)
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