
「中國のロボットが多くの家庭へ──中國企業がドイツのハイテク企業を買収」と、ロシアメディアが18日付で報じた。中國は人間に代わって働くロボットを製造しており、10年後には世界のロボット製造と販売を主導する。西側の主なロボットメーカーは全て中國企業の傘下に入る見通しだという。寫真は7月27日、ハルビンで開催された第15回全國大學生ロボット大會ロボット創業大會で、來場者が多機能スマートロボットを見學する様子。
報道によると、2014年までは、中國のロボット技術は無秩序な発展が続いていた。2014年6月に兵器工業集団の地面無人プラットフォーム開発センターが設立されてからは、センターが全てのロボット、スマートロボット、ニューラルテクノロジー、人工知能の研究を管理するようになった。センター設立後に制定された5カ年計畫によると、中國のロボットの性能は2019年に米國に追いつく見込みだ。しかし中國はその計畫を予定より早く達成する可能性がある。
今年4月に、中國は美女人型ロボット「佳佳」を開発した。「佳佳」は質問に答えられるほか、瞬きやお辭儀もできる。同時期に香港のリッキー マー氏が、スカーレット ヨハンソンそっくりなロボットを作り話題となった。ロボットは表情を浮かべたり、會話も可能。スマートロボットとはまだ開きがあるが、中國のロボット技術の発展速度は非常に印象的だ。スカーレット ヨハンソン ロボットの部品は70%が3Dプリンターで作られたものだ。これは中國が近い將來、1日1000&のロボットを製造できるようになることを意味する。
今年8月、中國人がスマートフォンで制禦し1007&のロボットに一斉にダンスをさせた。日常的な娯楽のほかに、中國のロボット技術は政府のサービスにも積極的に応用されている。橫琴や中山、拱北の稅関では稅関ロボットの「小海」が24時間対応で働く。28の言語で旅客と交流し、顔認証技術により指名手配犯は警察局に即時通報できる。
中國は國內の需要に対応するだけでなく、全世界にロボットを供給するようになる。歐州や北米では意識されていないが、近い將來、現地で生産する生活ロボットは実質的に中國製となるだろう。
映畫「アイ、ロボット」のように、どの家庭にもロボットがいるシーンはもはや幻想ではなくなる。専門家によると、第1次家庭用ロボットブームは2020年初めに始まる見込み。2021-2025年に、家庭用ロボットは初めて量産體制に入り、中國の工業関係者はその市場の一角を佔めたいと願っている。
(チャイナネット)
推薦記事:
