新華網北京12月2日 ロシアのラブロフ外相は先日外國メディアのインタビューに応じた際、米國と北大西洋條約機構(NATO)はロシアとの緊張関係の悪化を意図しており、その目的はロシアを抑制し、歐州と世界で政治的・軍事的覇権を実現させることにあると述べた。
ロシア外務省のウェブサイトは12月1日、ラブロフ外相がイタリアの日刊紙『CORRIERE DELLA SERA』の取材に応じた際のインタビュー記事の全文を配信した。ラブロフ外相は、NATOはいわゆる「東部國境」付近で軍事的存在を増大させ軍事的潛在力を発展させて、ロシアの國境付近で明らかに挑発的な意味を帯びた軍事演習を実施し、「東部の脅威への対処」を口実に中東歐諸國に軍隊や重裝備を配備しており、その全ては米國とNATOがロシアとの緊張関係の悪化を望んでいる表れだと述べている。
ラブロフ外相は、NATOがこのようにするのはロシアに圧力をかけるため、そして歐州と世界で政治的・軍事的覇権を実現させるためだろう。ロシアとの関係が良好な時であっても、NATOはこのようなロシアを抑制する動きを止めなかったと述べた。
(新華社より)
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