中國青年報社社會調查センターはこのほど、就職活動中の大學生2001人を対象にアンケート調查を行った。「中國青年報」が伝えた。
調查によると、今年の就職狀況についての感想では、「理想的とはいえない、競爭の圧力が大きい」とした人が45.3%に上り、「比較的よい、選択の餘地がある」が36.7%、「非常によい、大學生が選ぶのにふさわしいよいポジションがたくさんある」が8.7%、「非常に悪い、仕事が見つからないかもしれないと思う」が7.4%、「わからない」が1.9%だった。
現在の雇用情勢については、「一連の圧力はあるが、比較的楽観的だ」が65.2%、「率直に言って非常に焦っている、どうしたらいいかわからない」が20.0%、「気楽な心持ちであり、仕事は見つかると確信している」が11.5%だった。
北京の大學で就職指導員をしている元華さん(仮名)は、「ここ2年間は、雇用単位の多くが大卒者の募集人數を減らしており、開放度もますます下がっている。これと同時に、過去數年間の卒業生は學生募集拡大政策の時期に入學したことから、就職がより厳しくなっている。名門校の學生はプライドの高い者が多く、就職活動でカベにぶつかり、冷水を浴びせられて、『レベルの高い仕事に就くことはできず、低い仕事には就こうとしない』という狀況に陥りやすい」と話す。
調查では、回答者の61.1%が「ひとまず就職して、それから改めて仕事を探す」と答え、22.9%が「できるだけ一度で希望にかなった就職をしたい」とし、9.5%が「進學を選択し、就職はその後で」とし、3.5%が「起業する予定」とした。
専攻と仕事のマッチングについては、「完全にマッチしているとはいえなくても受け入れる」が46.7%、「できるだけマッチすることを期待する」が37.8%、「まったくマッチしていなくても受け入れる、ひとまず就職してから考える」が12.6%に上った。
最初の仕事がそれ以降の職業人生に與える影響について、29.5%が「影響は非常に大きい、最初の職場は非常に重要で、將來の社會的階層を決定する」と答え、59.4%が「それなりに影響はあり、『踏切板』の役割を果たす」とし、8.5%が「影響は小さい、仕事が面白くなければ転職する、次の仕事は自分の力で探す」とした。
學生のよりよい就職を支援するため、最近はキャリア計畫のカリキュラムを設置している大學が多い。調查によると、回答者の52.2%が「キャリア計畫に関する授業や関連の講座を受けたことがある」と答え、42.9%が「関連の研修を受けたことがない」と答え、4.9%が「わからない」とした。
元さんは、「自分の所屬する大學には職業計畫に関する選択必修科目がある。大學で、學生幹部を動員して就職指導講座を複數開設しており、就職活動に成功した卒業生を招いて経験を話してもらったりしている」と話す。
調查で今一番ほしい就職のサポートをたずねたところ、「実習の機會」が46.2%、「キャリア計畫の指導サポート」が44.2%、「雇用単位の情報」が42.3%だった。このほか、「面接の心得」(37.7%)、「就職情報を得るルート」(37.6%)、「心理的コンサルティング」(32.4%)、「専門的な可能性を切り開くための情報」(28.4%)、「就職先の狀況」(27.4%)、「第三者の推薦」(22.3%)などが挙がった。
(人民網日本語版)
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