新華網リマ11月17日(新華社記者/賈安平 張國英)クチンスキー大統領の招きに応じ、中國の習近平國家主席がまもなくペルーを公式訪問する。
「アンデス山脈のコンドル」ペルーは南アメリカ大陸の西部に位置し、中國と太平洋を隔てている。當國はラテンアメリカ諸國で華人が最も早く移民し、新中國との國交を最も早く樹立し、また中國への経済貿易往來を最も早く展開させた國の一つだ。今では、中國・ペルーの全面的戦略パートナーシップの発展が加速しつつある。両國人民の心の中で、中國とペルーの間には兄弟のような友情がある。
政治的相互信頼が強まる
1971年の國交樹立以來、中國・ペルーの関係は一貫して健全且つ安定した発展を維持してきた。2008年に中國とペルーの戦略的パートナーシップが確立され、二國間関係の発展は「追い越し車線」に入った。2010年には、中國とペルーの自由貿易協定が正式に発効した。2013年、當時のペルーのウマラ大統領の訪中期間中、習近平主席とウマラ氏は、中國・ペルーの関係を全面的戦略パートナーシップに昇格させると共同で発表した。これは新たな情勢の下で両國の指導者が関係の長期的な発展に着目して行った戦略的意思決定で、中國・ペルーの関係の新たな段階を切り開いた。
今年の7月にペルーの大統領に就任したクチンスキー氏は9月に中國を訪問した際、「私が大統領就任後の初の訪問先として中國を選んだのは、中國が獨立自主の発展の道を堅持し、自身の努力で世界第2の経済體と國際事務における重要な國になったことをペルー人民が敬服しているからです。」と述べていた。
経済貿易協力が日増しに緊密に
政治的相互信頼は中國とペルーの実務的協力、特に二國間の経済貿易関係に強固な基盤を築いた。ここ數年、中國とペルーの二國間貿易が絶えず増加している。ラテンアメリカ地域で唯一中國と全面的戦略パートナーシップを確立し、包括的自由貿易協定を締結した國として、ペルーは中國・ペルーの関係発展を推進する面で際立った地位にある。目下、中國はペルーの最大の貿易パートナー且つ最大の輸出市場で、ペルーは中國が國際生産能力協力を展開する最初の重點國の1つになっている。
人文交流が持続的に向上
ペルーは華人が最も早く到着し、居住者數が最も多いラテンアメリカ諸國の一つだ。現在、3000萬人の人口を擁するこの國では、華人の血筋を持つ人口が300萬を佔め、華僑華人は中國とペルーの感情を繋ぐきずなであり、中國とペルーの文化交流の使者でもある。
ここ數年、中國とペルーの人文交流の形式は一層多様化し、內包がより豊かになっている。中國とペルーは2013年に政府間の文化交流協力実行計畫を締結した。現在中國側はペルーに4ヶ所の孔子學院を設置し、両國の大學が相手國に文化研究センターを相互に設置しいる。中國とペルーは互いに相手國で數百人の留學生を育成し、彼らがすでに両國の交流における友好の使者となっている。
実務的協力の潛在力は巨大
中國とペルーは共に発展途上國で、いずれも構造調整、成長維持の課題に直面している。これらの課題も両國の今後の協力に幅広い空間を與えている。
オブザーバーは、今後中國とペルーが二國間関係を発展させる際には、雙方の実務的協力の推進に力を入れ、協力分野を絶えず広げていくべきだとみなしている。
(新華社より)
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